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●はじめに
- 「UC-Draw」は、汎用CADであると同時にさまざまなオプション機能を備えた土木専用の2次元CADソフトウェアです。汎用CAD機能として、作図・編集・プリンタ/プロッタ出力、DXF、DWG入出力、SXF入出力といった、図面作成のための一連の機能をすべてサポートしています。
また、土木専用CADとして、計算機能のある鉄筋表生成機能、ワークシートによる作表機能、ラスターベクタ混在編集が可能なラスター機能、シンボル集、帯表/柱状図作成機能、線形変換機能などを搭載し、土木製図に威力を発揮します。配筋図製品、UC-1設計シリーズと連携し、土木製図をトータルにサポートします。
Ver.7 有償改訂版では、(1)OCF対応、(2)3D配筋ビューワ機能、(3)IFC対応などの機能アップを行っています。
●OCF対応
- OCF(オープンCADフォーマット評議会)は、CALS/EC電子納品ファイル「SXF」を推進するCADベンダーの団体で、弊社も正会員として参加しています。SXF(ScadecdataeXchangeFormat)は、CADデータ交換標準コンソーシアム(SCADEC)が提唱する、異なるCAD間でデータをやりとりする際に使用する中間ファイル形式で、「UC-Draw Ver.7」は、以下の拡張が行われたSXF Ver3.1に対応しています。
・表示順の制御
・ラスターの背景部分の透過
・クロソイド曲線フィーチャ、弧長寸法線フィーチャの追加
●3D配筋ビューワ機能
- 「UC-Draw Ver.7」では、鉄筋コンクリート構造物の設計段階における配筋状態をコンピュータ上で3次元表示する「3D配筋ビューワ」を搭載しました。これにより、設計段階で鉄筋のあきや干渉等が細部にわたって確認できるため、施工段階における問題点を未然に防ぐことができます。
「3D配筋ビューワ」はUC-1設計シリーズのCAD統合版製品にも搭載されていますが、UC-1設計シリーズでは作図できる鉄筋形状や配筋パターンが各製品ごとに特化されています。そのため、より自由度の高い配筋図面を3次元表示したい場合には、UC-Draw
Ver.7の3D配筋描画機能が有効となります。
(1) 任意形RC配筋機能の拡張
任意形RC配筋機能(展開図−鉄筋、展開図−鉄筋[一括])に3D配筋描画用の設定を追加しました。配筋実行前に、視点情報と鉄筋形状を設定することで、「3D配筋ビューワ」起動時に各鉄筋が3次元で表示されます。
●視点情報
視点情報設定画面で、作図しようとしている図面の向き(上面図、側面図、正面図)を選択し、その図面の3次元空間上での位置を入力します。
●鉄筋形状
鉄筋形状設定画面で、直線で作図された鉄筋の始端、終端、およびその間の形状がどのような状態かを入力します。
(2)3D配筋ビューワ搭載
配筋メニューに「3D配筋描画」を追加しました。任意形RC配筋機能で配筋図を作成する際に、3D配筋描画用の設定を行った鉄筋が3D配筋ビューワで表示されます。
さらに、「3D配筋ビューワ」で表示されている鉄筋のデータを、IFCの構造物データ形式でファイル出力する機能も追加しています。
本製品では、今後も3D配筋描画機能の拡張・改善を含め、ユーザの皆様からお寄せいただいたご意見、ご要望を取り入れ、業務のお役に立てる製品となることを目標としていきたいと考えています。
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▲図1 展開図−鉄筋 |
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▲図2 3D配筋描画設定 |
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▲図3 視点情報 |
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▲図4 鉄筋形状図 |
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▲図5 配筋図 |
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UC-Draw・電子納品セミナー
●日時 : 2011年 2月 25日(金) 9:30 〜 16:30 ●参加費 : 15,000円( 1名様・税込 15,750円)
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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(Up&Coming '10 晩秋の号掲載) |
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