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Multiframeは、3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面として、JIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
また、Ver.12から平板要素を用いた立体解析をサポートしています。
Q.
MultiframeのNon-Linearオプションではどのような解析が可能か?
A.
Multiframeでは、大きく4種類の非線形性を考慮できます。
(1) P-δ効果
柱頭部に水平変位が生じたことによって、軸方向の耐力が見かけ上低下してしまう現象。
(2) P-Δ効果
水平変位が発生したことにより、鉛直荷重による付加曲げモーメントが生じる現象。
(3) 軸縮み
部材の曲げによる部材の軸縮み。通常は曲げによる部材の縮の影響は少ないですが、曲げ応力度の大きな部材については、検討の可能性があります。
(4) 引張力のみまたは圧縮力のみ考慮する部材
軸方向力に対して、引張のみ有効もしくは圧縮のみ有効な部材として設定することが可能です。
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■図1 非線形解析設定画面 |
柱天端に水平力と鉛直力(下向き)を作用させたシンプルなモデルに対して、線形解析と非線形解析(P-Δ解析)を行います。
左は線形解析の結果得られたモーメント図、右は非線形解析のモーメント図です。柱基部のモーメントが線形解析では500t.mであったのが、非線形解析では576.6t.mとなり、不可モーメントが作用していることが分かります。
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■図2 線形解析と非線形解析結果の比較 |
米国ベントレー社によるFormation Design Systems社の買収について |
すでに、弊社ホームページでもお知らせしていますが、2011年10月31日にMultiframeの開発元である豪国Formation
Design Systems社(以下FDS社)は米国ベントレー・システムズにより買収されました。これにより、FDS社はベントレー社のエンジニアリンググループとして引き続き同製品の開発と販売を行うとの発表がありました。
Multiframeは今後も引き続き弊社より皆様にご提供する予定でございます。なお、詳細は別途ご連絡申し上げる予定です。今後とも、よろしくお願い致します。
Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。
1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。Multiframe、Section
Makerのプログラム概要から、操作手順について、実務に即活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。
■TV会議システム
弊社の各拠点をつないだTV会議システムを利用して、セミナーを開催いたします。お近くの会場をご利用ください。
3次元構造解析セミナー
●日時 : 2012年 4月 10日(火) 9:30〜16:30
●参加費 : \15,000 (1名様・税込\15,750)
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡・仙台にて同時開催 |
Multiframe 開発元:Formation Design Systems
■Multiframe Ver.13 日本語版 2011年4月リリース済み |
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(Up&Coming '12 新年号掲載) |
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