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新バージョンxpswmmj2012(Ver.14.0)をリリースいたしました。今回の主な改訂内容としては、(A)二次元解析機能として、
- 橋梁、柱状構造物、ボックスカルバート等の抵抗を考慮した流況解析機能
- 2D土地利用における浸透損失の設定(任意パラメータ設定及びUSDA(米国農務省)パラメータ自動セット)
- グリーンアンプト法及び一定初期損失・一定継続損失での浸透能の計算
- 浸水深に応じた粗度係数を任意曲線での設定に対応
- 1D/2Dインターフェース流量変換オプションに対応
またポスト機能での主な改訂項目として
- 一次元解析での2D浸水アニメーション
- 様々なリスクを表現した二次元マップ(ハザード、河床せん断応力、質量保存等)出力
- 一次元解析結果の任意指定断面での横断図アニメーション出力
- ノードからの累積溢水量のグラフ出力に対応
更に、GIS機能として
- 結果のESRI ASCII Gridファイル形式エクスポートロジックの改訂
- ノード及びリンク入力値のGIS形式属性エクスポート
- XPテーブルのGIS形式属性エクスポート
に対応しています。
これら改訂機能から二次元解析の改訂機能につきまして以下にご紹介いたします。
二次元流量形状損失
河川遡上解析における橋梁や、沿岸での浮き桟橋、市街地における建築物の柱基礎等では、浸水氾濫流に対する構造物の抵抗の特性としては、高さ方向に異なる形状損失を受けることになります。
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■図1 橋梁における二次元流の形状損失 |
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■図2 柱状建築基礎での浸水の例(:Queanbeyan, 2010年12月) |
通常の建築物のような一律な不透過断面でなく、高さにより阻害率が異なるこれら構造物に対しては、形状に伴うエネルギー損失を考慮した流況解析が必要となります。
本バージョンでは、構造部の形状に応じてエネルギー損失係数を設定した流況を解析できます。
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■図3 オブバートの頂点位置の定義 |
2D土地利用の浸透損失の設定
二次元降雨機能において従来は、降雨量としては有効降雨で与える必要がありました。本バージョンからは、2D土地利用毎に地盤浸透能に応じた浸透損失を考慮した解析に対応しました。これにより、二次元降雨機能においては直接ハイエトグラフを与えることが可能になりました。
2D浸透能の計算対応
グリーンアンプト法及び一定初期損失・一定継続損失での浸透能計算に対応しました。
浸水深-粗度係数の任意曲線設定
従来は、浸水深と粗度係数の関係は線形のみでしたが、本バージョンより任意曲線で与えることが可能となりました。
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■図4 浸水深-粗度係数の設定 |
1D/2Dインターフェース流量オプション
1D/2Dインターフェースの設定で逐次計算において流量計算に対応しました。
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(Up&Coming '12 秋の号掲載) |
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