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Vol.1 サマーワークショップ2011 開催概要
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今号から新連載としてスタートする「W16通信」では、世界各地で活躍するW16メンバーの研究・活動や近況、関連情報などを毎回誌上でお届けしていく予定です。第1回となる今回は、イタリア・ピサ大学を会場として開催を予定している「国際VRシンポジウム
World16サマーワークショップ2011」の概要について紹介します。 |
World16グループによる本年のサマーワークショップは、W16メンバーであるパオロ・フィアマ助教授(ピサ大学)の提案により、7月25日〜28日にイタリア・ピサ大学(http://www.unipi.it/english/)での開催が決定しました。フィアマ教授は、ピサの歴史的市街地で進む開発プロジェクトにおいて特に公共駐車場画に焦点を当て、UC-win/Roadで人の流れとそれによる交通への影響のシミュレーションを行う研究を進めています。
サマーワークショップは、第1回が2008年8月12日〜14日にアリゾナ州フェニックスで、第2回は2009年7月28日〜31日に日本の伊豆箱根で、第3回は2010年7月22日〜24日にカリフォルニア州サンタバーバラで開催され、いずれもその後の研究成果が同年の国際VRシンポジウムで発表されています。国際VRシンポジウムは、VR(UC-win/Road)を活用した研究やプロジェクトを発表し、VRに関わる研究や技術の普及への貢献を目指すものです。これまでの成果を踏まえ、さらに発展・拡張した研究や、新たな発想でアプローチしようとする研究など、毎年多彩なテーマが取り上げられ実施・発表されています。 |
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▲パオロ・フィアマ助教授
(ピサ大学) |
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▲去年のワークショップW16メンバー写真 |
4回目のサマーワークショップとなる今年は、英マンチェスターの広域都市モデリングに長年携わってきた、国際的総合エンジニアリング・コンサルタントOve
Arup社のSimon Mabey氏、3DVRシミュレーションコンテストの審査員も務める、関文夫氏を招いての特別講演を初日に予定。例年通り、11月の国際VRシンポジウムに向けて研究内容の協議や検討を行います。
また、今回よりアイデア段階の発表時に事業化目標研究プロジェクトを選定し、シンポジウムに向けてフォーラムエイトが積極的に支援していくこととしています。プロジェクトの選定はフォーラムエイトおよびアリゾナ州立大学の小林佳弘研究員で行い、2〜5件の研究奨励賞を予定。なお、近日リリース予定の「UC-win/Road模型VRシステム」提案サービスも、本ワークショップおよび国際VRシンポジウムを通じての大阪大学・福田知弘准教授によるアイデアおよび研究がベースとなって開発されています。
今後もW16による研究・開発の進展およびそれを通じたVR技術の向上にぜひご期待ください。
Summer Workshop 2011 in PISA 開催スケジュール
■ Workshop Day 1 7月25日(月) 9:00-19:00 (ピサ大学) |
- Workshop1
1.UC-win/Road研究プロジェクトについて各メンバーのプレゼンテーション
2.フォーラムエイトによるプレゼンテーション
FORUM8AZ 小林佳弘研究員によりUC-win/Road研究を活用した事業化目標研究および研究奨励賞の選定。
フォーラムエイトからは以下の3つの内容のプレゼンを予定。
UC-win/Road開発関連/SaaS開発関連/ロボット開発関連
- 招待講演1:Simon Mabey氏(Ove Arup社)
- 招待講演2:関文夫氏(大成建設)
- Workshop2
- Forum8 AZによるプレゼンテーション
- 見学ツアー(ピサ)
■ Workshop Day 2 7月26日(火) 9:00-19:00 (ピサ大学) |
- Workshop3
- Workshop4
- ファイナルプレゼンテーションの準備/出版書籍に関してのディスカッションなど
- 見学ツアー(ルッカ)
■ Workshop Day 3 7月27日(水) 13:00-17:00 (ヴェネチア) |
- 見学ツアー(フィレンツェ)
- Workshop5
- Workshop6
- プレゼンテーション/デモ/ディスカッション
■ Workshop Day 4 7月28日(木) 8:00-9:00 (ヴェネチア) |
- Closing Workshop 7
- ファイナルプレゼンテーション
- 見学ツアー(ヴェネチア)
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(Up&Coming '11 新春号掲載) |
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