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Vol.2 |
「ALGODE TOKYO 2011の延期と今後」
「VDWCのポスターイメージ製作」 |
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前号から新連載としてスタートした「W16通信」。ここでは、世界各地で活躍するW16メンバーの研究・活動や近況、関連情報などを毎回誌上でお届けしていきます。 |
3月上旬、この度の震災を受けて延期となったALGODETOKYO 2011(建築と都市のアルゴリズミックデザインに関する国際シンポジウム)の組織員会に携わっているハーバード大学コスタス准教授が来日しました。 同氏はフォーラムエイトにも来社し、第1回Virtual
DesignWorld Cupの開催概要やテーマなどについて貴重なアドバイスをいただきました。「未来の“アーバンバレー渋谷”においてシンボルとなるようなbridgeを、新しい空間装置を備えた構造物として計画するというテーマは、課題として非常に面白い」(コスタス氏)。5月にワークショップがスタートする同コンテストの展開にあたって、今後も引き続きアイデアを提供していただく予定です。
今回、コスタス氏が持参していたハイスピード動画が撮影可能なコンパクトデジタルカメラが、フォーラムエイトのオフィス内でもちょっとした話題に。国際VRシンポジウムでも披露されているように、新しいデバイスの独創的な活用を得意とするコスタス氏らしく、カメラとiPhoneを手にスローモーション映像の撮影やそれを使用したパノラマ作成のアイデアなどについて、楽しく語ってくれました。
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▲ハーバード大学准教授 Kostas Terzidis 氏 |
ALGODE TOKYO 2011の延期と今後の予定 |
コスタス氏のほか、延期となったALGODEにはマルコス・ノバク氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)や楢原太郎氏(ハーバード大学)など、多くのW16メンバーが関わっています。開催予定日であった3月14日には、組織委員長を務める池田靖史氏やコスタス氏を始めとする委員会メンバーが集まり、今後の予定や企画内容について、さっそく検討と準備をスタートしたということです。
開催そのものは11月に延期予定となりましたが、ただ延期するのではなく、さまざまな事故災害を克服し復興していく国というテーマの企画として、新たに展開していくとのことです。
■ALGODE TOKYO 2011 http://news-sv.aij.or.jp/algode/
Virtual Design World Cup ポスターイメージをFORUM8AZ が製作
みなさまこんにちは。Forum8AZのMike, Chris, Yoshi(小林)です。
アリゾナはすでに35度の真夏です。東日本大震災のことは、こちらでも毎日のようにニュースで取り上げられています。
アリゾナからも、一日も早い復興を願っております。
今回、Virtual Design World Cupのためのポスターを作成しました。ポスター製作にあたっては以下の3点を考えました。
- BIMの普及を目指し多くの方に目に留めてもらうための、インパクトのある絵
- コンペのテーマでもあるペデストリアンブリッジを連想できる形
- 建築だけでなく土木工学・都市計画などさまざまな分野の学生が参加してみたいと思えるようなわくわくできるデザイン
これらを踏まえてデザインを決定しました。既存のツールでは作成できないような形状とデザインができたと思っています。
コンテストでは、ポスターのモデル以上のインパクトを備えたデザインと発想を期待しています。
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▲小林佳弘氏(右)から届いたFORUM8AZチーム近影。
アリゾナはすでに真夏の日差し |
▲今回製作したVirtual Design World Cupの
ポスター使用イメージ |
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(Up&Coming '11 新緑の号掲載) |
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