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▲望月秀次所長
(JH厚木工事事務所にて) |
今回は、UC-win/Roadを導入頂いたNEXCO中日本(中日本高速道路株式会社 東京支社 厚木工事事務所)をご紹介します。
厚木工事事務所は、東名高速道路(厚木〜大井松田間)の6車線化改築事業のため、昭和62年7月1日に開設されました。平成7年4月28日に6車線化を完成した後は、東名高速道路の橋梁耐震補強、第二東海自動車道(第二東名)・首都圏中央連絡自動車道(さがみ縦貫道路)及び集散路の建設事業を担当し、現在に至っています。
現在、担当する事業は、第二東名(海老名南JCT(仮称)〜伊勢原市・秦野市 境)の延長11.9Km、さがみ縦貫道路(海老名南JCT(仮称)〜相模原IC(仮称))の延長約14.7Km及び集散路(厚木IC〜海老名北JCT(仮称))の延長約1.5Km、合計28.1Kmです。
UC-win/Roadは、東名高速道路厚木インターチェンジの集散路事業でご利用頂いています。そこで、昨年11月に開催された「VRシミュレーションコンテスト」にて優秀賞を受賞された、改築後のインターチェンジシミュレーションについてご紹介します。
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▲東名高速道路 海老名JCT 改良事業完成予想図
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東名高速道路厚木インターチェンジ周辺での慢性的な交通渋滞を解消するために、集散路の建設を行っています。集散路とは、さがみ縦貫道路と現東名高速道路の利用者が相互に、現東名高速道路本線に合流することなく乗り換えを可能とするため、新たに現東名高速道路本線から分離して建設される接続道路です。今回のシミュレーションでは、この集散路を建設するにあたり、道路の視環境(内部景観)及び外部景観の評価並びに走行者の走行性・安全性を確認することを主目的に作成されました。
さらに厚木工事事務所では、現東名高速とさがみ縦貫道路の合流する海老名北JCT(仮称)の完成イメージのシミュレーションをUC-win/Roadにより作成することになっています。本JCT工事は既に開始されており、現東名を跨ぐ5つの橋梁のうち1橋が架設完了し、現在、着々と工事が進められています。このような近隣住民に対する説明会や標識、レーンマークの設置等に関する警察との協議等では、これまで大判の図面や模型、パース図等が使用されているようですが、新しいプレゼンテーションツールとしてのCGシミュレーションの活用を積極的に進めておられます。
同事務所の望月所長からは、公共事業の合意形成を図る手法として、様々な場面でビジュアルなCGシミュレーションがもっと広く活用されるべきだとのご意見を伺いました。また、道路公団では多くの土木技術者が各事業の推進に日々努めており、調査設計業務等について請負業者(コンサルタント)まかせにせず、技術的な理解をより深めて、的確なチェック機能を果たせるよう努力されているとのお話を伺いました。
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▲工務課 西岡 恵治様、中村 康広様
(事務所にて) |
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▲VRシミュレーションコンテストの模様
(GTタワーセミナールーム) |
ニュース等で民営化問題が大きな話題となっていますが、工事事務所内では、忙しく業務に精励する職員の皆様の姿が印象に残りました。
御多忙の中、取材に快く応じて頂いた望月秀次所長、工務課 中村 康広様、西岡 恵治様ほか厚木工事事務所の皆様に深く御礼申し上げます。 |
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▲UC-win/Road走行シミュレーション画面キャプチャ
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