18.その他 |
Q18−1. |
地震時の計算ができないが? |
A18−1. |
地震時荷重ケースが設定されていないため、常時のみの照査となっていることが考えられます。
本プログラムで、地震時の荷重ケースを考慮するには以下の設定を行う必要があります。
・「荷重」−「組み合わせ」画面で該当する荷重ケースの「荷重状態」を「地震時」とする。
・同画面で「地震時の扱い」を設定する。
・「荷重」−「設計震度」画面において設計震度を設定する。
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Q18−2. |
材料-無筋コンクリ−トの単位重量のγb、γcとは何か?又、その使用目的は? |
A18−2. |
混合擁壁の設計時などに、同じ無筋コンクリートでも部材毎に異なる単位重量を適用する場合があるため、このようなケースに対応するためγb(ブロック積:均しコンクリート),γc(重力式:基礎コンクリート)を用意しています。
通常の擁壁の場合は、どちらか1つを選択してください。 |
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Q18−3. |
計算結果の応力度計算では、計算式は出力されないのか? |
A18−3. |
曲げ応力度(σc:コンクリートの圧縮応力度,σs:鉄筋の引張応力度)の計算は、プログラム内では収束計算にて行っているため、単純な計算式としてご説明することができません。
せん断応力度の考え方とともに、下記ヘルプをご参照下さい。
・計算理論及び照査の方法−応力度計算及び鉄筋量計算−曲げ応力度計算,せん断応力度計算 |
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Q18−4. |
U型擁壁で「計算確認」−「構造解析」の『対象』で「側壁」、「底版」が選択できるが、その違いは? |
A18−4. |
U型擁壁の設計では、側壁設計時と底版設計時の作用荷重が異なる場合があるため、フレーム計算時には側壁設計モデルと底版設計モデルの2つのモデルを用いて計算を行っています。
側壁設計モデルと底版設計モデルでは、土圧や土砂等の扱いが異なります。
詳しくは、下記ヘルプをご参照ください。
・計算理論及び照査の方法−U型擁壁−計算モデル |
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Q18−5. |
「基礎の設計計算Ver.7,杭基礎の設計Ver.7」と連動ができない。 |
A18−5. |
Ver.7.04.00で対応しました。最新版をご利用ください。
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Q18−6. |
適用基準を「盛土防災(宅地防災)マニュアル」にした場合の鉄筋の許容応力度の初期設定値の根拠 |
A18−6. |
盛土防災(宅地防災)準拠時のコンクリートや鉄筋の基準値は、下記基準を参考にしています。
・日本建築士会連合会 構造集 擁壁
・大阪府 宅地防災技術研修会テキスト(P58) |
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Q18−7. |
剛体法では、底版自重は地盤反力と相殺されるから計算に含めないとあるが、FEM計算における荷重で底版自重はどのように扱っているか? |
A18−7. |
剛体の際に底版自重を無視するのは、底版自重に対して同量の地盤反力が生じ相殺されるため、考慮しても無視しても断面力は変わらないという考え方によるものです。
そのため、弾性体として考慮する場合は底版自重を考慮します。
尚、直接基礎時においても、底版自重分を地盤反力として相殺し、側壁自重による底版反力のみ考慮する考えが適用できるのは荷重を軸線で考慮する場合です。
本プログラムでは、「考え方」−「部材設計」画面「U型設計」の「荷重の考慮」において、荷重を考慮する範囲を指定することができます。
この設定を「軸線内」とした場合、骨組モデルに載荷される荷重を集計し、骨組軸線幅を用いた地盤反力度を算出します。この場合、作用荷重と地盤反力とが釣合いますので、支点に鉛直反力が生じません。
一方、全幅のときは、安定計算により算出した地盤反力を軸線底版部に載荷します。作用荷重は骨組モデル上の範囲分だけを載荷(軸線外は集中荷重として考慮)しますので、作用荷重と地盤反力とが一致せず、その差が支点鉛直反力となります。
つまり、軸線で考慮する場合は、底版自重の有無による結果の相違はありませんが、全幅で考慮した場合は差異が生じます。
そのため、本プログラムでは相殺する底版自重も常に考慮しています。
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Q18−8. |
適用基準を「盛土防災(宅地防災)」にした場合の土質定数の根拠 |
A18−8. |
盛土防災(宅地防災)の土質定数は、下記に基づいています。
・盛土等防災(宅地防災)マニュアル
・宅地防災技術研修会テキスト(大阪府)
上記盛土等防災マニュアルP431では、単位体積重量と土圧係数が掲載されており、内部摩擦角の記載はありませんが、宅地防災技術研修会テキストでは下記のように同条件の土圧係数とあわせて作用角の記載があります。
・砂利又は砂・・・土圧係数 0.35 作用角 24度
・砂質度・・・土圧係数 0.40 作用角 20度
・シルト・粘土・・・土圧係数 0.50 作用角 16度
本プログラムでは、この宅地防災技術研修会テキストの値を初期値として採用しています。
※内部摩擦角は作用角=2/3φとして、逆算したφ=3/2×作用角で算出した値としております。(Ver.24.0.3以降)
尚、この初期設定値は、「基準値」メニューの「計算用設定値」画面の「土質タイプ」にて確認・変更することができます。
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Q18−9. |
U型擁壁の場合、左右の外側には土がなく、U型の内部にのみ土が入っている(埋め戻し)の計算をしたい。 |
A18−9. |
下記手順にて設定してください。
(1)「形状」−「土砂」画面において、形状タイプ「水平」を選択し、レベル差=躯体全高と設定してください。
(2)同画面で内部土砂NHを設定してください。 |
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Q18−10. |
安定計算、部材計算の土圧作用幅を変更したい。 |
A18−10. |
通常、擁壁は単位幅当たりでの設計となるため、本プログラムにおいても単位幅当たりにて計算しています。
そのため、照査毎及び部材毎に土圧作用幅を指定することはできません。 |
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Q18−11. |
適用基準を「盛土防災(宅地防災)マニュアル」とした場合に、デフォルトで入ってくる載荷荷重(5kN/m2)の根拠 |
A18−11. |
盛土防災(宅地防災)マニュアルにおいて5〜10kN程度の均等荷重をかける記載があることや、規定の土圧係数に5kNの載荷荷重を含んでいることなどから、初期値に5kNを採用しています。
規定の土圧係数を採用しない場合などに5kN/m2の載荷荷重を考慮しない時は、「荷重」−「主働土圧」画面において「載荷荷重から5(kN/m2)を控除」の選択を外してください。
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Q18−12. |
「初期入力」画面の「設計方法の『形状入力』と『自動決定』とは? |
A18−12. |
本プログラムでは、最小限の入力データにより、安定計算,部材の断面計算を満足する形状にて自動決定を行うことができます。
形状自動決定は、部材高等の範囲を入力して形状を自動的に決定する時に選択してください。
通常は、形状入力で問題ありません。
形状自動決定の設定は、以下の手順で行ってください。
1)「初期入力」画面におきまして、設計方法を「自動決定」とします。
2)「形状」−「側面」画面におきまして、固定の躯体寸法(全高,竪壁上端幅,型枠幅,壁前面勾配)と構造寸法(断面の変化範囲)、増加ピッチを指定します。(詳しくは同画面のヘルプをご参照ください)
3)「部材」−「配筋情報」,「竪壁配筋」,「底版配筋」の各画面において、自動配筋の条件を設定してください。
また、形状自動決定により決定された断面は形状直接入力時の画面にも反映されますので、編集することも可能です。自動決定後に編集を行う場合は、「初期入力」画面において設計方法を「形状入力」としてください。
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Q18−13. |
「初期入力」画面右下の『詳細設定』と『自動設定』の違い |
A18−13. |
「自動設定」ボタン…標準設計図集に掲載されいてる逆T型、L型、重力式、もたれ式、ブロック積、混合の場合に有効となります。初期入力画面にて設定されたデータにより各入力画面データ再生成後、標準設計図集を検索し計算実行までを行います。
「詳細設定」ボタン…初期入力画面にて変更されたデータのみを各入力画面に反映します。計算実行は行いません。 |
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Q18−14. |
許容せん断応力度を補正しない方法 |
A18−14. |
(1)「初期入力」画面の「基準名称」において、「基準に準拠する」のチェックを外す
(2)「考え方」−「部材設計」画面の「オプション」において、「せん断応力度の照査基準」を「その他」とする |
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Q18−15. |
「引張鉄筋量の計算」で、コンクリートの応力度(N/mm)の 「σc1」 と 「σc2」 の違いは? |
A18−15. |
それぞれ以下のようになります。
σc1:コンクリートの圧縮応力度
σc2:コンクリートの引張応力度 |
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Q18−16. |
せん断地盤反力係数比λの初期値が0.5である根拠 |
A18−16. |
下記の文献に基づき、初期値を0.5としています。
・土木学会四国支部、大型ブロック積擁壁 設計・施工マニュアル
初期値とは異なるお考えの数値を採用したい場合は、「基礎」−「地盤反力係数」画面において「せん断地盤反力係数比λ」を直接入力下さい。 |
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Q18−17. |
液状化を考慮したい |
A18−17. |
液状化を考慮する場合は、「基礎」−「地層データ」画面において該当する層の低減係数DEを指定してください。 |
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Q18−18. |
側壁の部材計算の「水平抵抗力」とは? |
A18−18. |
U型擁壁のバネ基礎及び杭基礎においては、側壁に分布バネを考慮し、バネは地表面からの深さに比例するとして算出しています。
これは、道示W P383 図−解 12.8.1の考え方を参考にしています。
実際には、フレーム計算上は三角形分布バネを扱うことはできないため、側壁バネを階段状に分割して近似しています。
この時発生する分布バネ反力は、受働土圧以下となる必要がありますので、受働土圧を超える範囲については受働土圧に置き換えて計算を行います。これが水平抵抗力となります。
つまり、水平抵抗力=受働土圧となります。
下記ヘルプもあわせてご参照頂きますようお願い致します。
・「計算理論及び照査の方法」−「U型擁壁」−「バネ基礎」時の考え方 |
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Q18−19. |
考え方−部材設計−U型設計の「受働側側壁の断面力の扱い(常時の場合):主働土圧」を選択しているのに、構造解析結果で底版が対象の場合、「荷重モデル:壁面反力モデル」となるのはなぜ? |
A18−19. |
側壁の断面計算におきましては、結果が大きく異なる場合があるため、「壁面反力モデル」と「主働土圧モデル」を設計者の判断で選択できるようにしています。
底版設計においては、安定計算と同じ荷重状態で照査することを前提としているため、反力が発生した場合は断面計算も常に反力を用いて行なっています。 |
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Q18−20. |
U型擁壁の直接基礎とバネ基礎はどのように使い分けたらよいか? |
A18−20. |
U型擁壁のモデルは、通常以下のようになります。
・土工指針や設計要領に従い、底版を弾性床上梁とする場合・・・バネ基礎
・土地改良(水路工)基準に従い、底版を剛体とする場合・・・直接基礎
最終的には、設計者の判断により選定して下さい。 |
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Q18−21. |
粘着力の初期値10kN/m2の根拠 |
A18−21. |
現在の指針では土圧算出時の粘着力について明記されていませんが、旧建設省標準設計(昭和62年)のP122以降の設計例に「擁壁高さが8mを越える擁壁で土質定数を土質試験により決定した場合には粘着力Cを考慮しても良い」として、粘着力考慮の方法が記載されていますのでご参照ください。 本指針には参考値としてしか記されておりませんが、粘着力による土圧算出が過大評価とならないよう10.0(kN/m2)として初期設定を行っております。 |
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Q18−22. |
崩壊土砂衝撃力算出時の移動高さhsmの初期値を1.0mとしている根拠 |
A18−22. |
本プログラムにおいては、「崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した待受け擁壁の設計計算例」を参考にして、初期値を1.0mとしています。 また、移動高さhsmはhp及び勾配θuから自動計算し、hp入力時に即座に反映されますが、自動計算結果が1未満である場合は常に1.0となります。 自動計算結果がお考えの値と異なる場合はhsmを直接入力してください。 |
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Q18−23. |
鉛直支持力の照査をしない場合、落石荷重Pが「直線」入力のみとなる理由 |
A18−23. |
衝撃時の荷重は、落石衝突時において極限支持力=鉛直力となる時の水平力を用いて設計します。
そのため、支持力照査をしない場合は直接入力のみ可能としています。 |
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Q18−24. |
斜面高はどこまでの高さを入力したらよいか
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A18−24. |
斜面高さは、急斜面の下端から土砂が崩壊する地点までの高さを入力してください。 但し、「形状」−「土砂」画面における兀iの合計と斜面高さは一致させる必要があります。
そのため、添付図の図1の状態は設定できません。図2の状態で設定してください。
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Q18−25. |
任意形状の場合、背面土砂が着色される場合とされない場合がある
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A18−25. |
任意形状の場合は、重量を考慮する範囲の土砂もブロックで指定する必要があります。
規定形状の場合は、土砂は全て着色されますが、任意形状の場合は土砂ブロックの部分のみ着色されて表示されます。それ以外の部分は白くなりますが問題ありません。 また、土圧は土砂ブロックではなく地表面形状により考慮されます。 |
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Q18−26. |
基準値−計算用設定値−コンクリートで適用基準が盛土防災(宅地防災)の場合の「コンクリートのみでせん断力を負担する場合のせん断応力度(τa1)の初期値はどのように算出されたものか
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A18−26. |
盛土防災(宅地防災)準拠の場合、コンクリートのみでせん断力を負担する場合のせん断応力度は、以下の算出式により初期設定しています。
Fs=0.49+(F/100) ここに、 Fs:コンクリートの長期に生ずる力に対する許容応力度(N/mm2) F
:設計基準強度(N/mm2)
従いまして、例えばσck=24の場合、0.49+24/100=0.73
となります。 上記の算出式は、「建築基準法施行令 建設省告示第1450号」に従っています。 |
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Q18−27. |
U型擁壁の場合、軸線外の荷重を集中荷重として考慮しない方法は?
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A18−27. |
「考え方」-「部材設計」画面の「U型設計」の荷重の考慮において、軸線内を選択してください。 |
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Q18−28. |
背面土砂を多層地盤としたい
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A18−28. |
下記手順で設定してください。 (1)「形状」−「土砂」画面の「地層条件」で、地層モデルを「多層地盤(軽量盛土)」とする。 (2)層の名称、僣(層厚)、盛土材料を設定してください。
尚、多層地盤を指定した場合、以下の制限があります。 ・EPSとFCBの混在はできません。 ・砂れき,砂質土,粘性土は連続して指定できるのは2層までです。 ・多層地盤と切土は同時に選択することはできません。 ・多層を選択した場合は2点(多点)折れを選択することはできません。 |
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Q18−29. |
材料−躯体でコンクリート設計基準強度40.00を選択したい
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A18−29. |
「基準値」メニューの「計算用設定値」画面におけるσck40,50,80は、杭基礎本体用と位置づけているため、「材料」−「躯体」画面のσckの選択肢では表示しておりません。 また、「計算用設定値」画面において新規材料追加を行う場合も、既存材料として40を用意しているため、新規材料としてのσck40を追加することもできません。
誠にお手数ですが、下記方法により対応頂きますようお願い致します。 添付ファイルもあわせてご参照ください。 (1)「基準値」メニューの「計算用設定値」画面を開きます。 (2)同画面の「コンクリート」の項目において、「鉄筋適用時」の右横にあるアイコンをクリックし、「材料データの編集」画面を開きます。 (3)「材料データの編集」画面で40.0を選択した状態で、「新規材料にコピー」をクリックし、「材料データの追加」画面を開きます。 (4)「材料データの追加」画面において、40は入力不可ですので、40.1と入力します。
(5)「材料データの追加」及び「材料データの編集」の各画面で確定します。 (6)「計算用設定値」画面の「コンクリート」に40.1が追加されていますので、各基準値を確認、編集します。 (7)「材料」−「躯体」画面の選択肢に40.1が追加されているので、これを選択します。
上記のようにすることで、σck40と同じ基準値で設計することが可能となります。 また、計算書ではσckの小数点以下は表示していないため、σck
= 40と表示されます。 |
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Q18−30. |
U型擁壁で「考え方」−「浮力、土圧・水圧」画面の「抵抗側の反力(土圧)の取り扱い」とは
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A18−30. |
「考え方」−「浮力、土圧・水圧」画面の「抵抗側の反力(土圧)の取り扱い」は、抵抗力Pが負値となる場合の設定で、「ため池整備」に掲載されている考え方です。
ここで、「抵抗力」が選択されている場合、以下のように抵抗力Pを算出します。 P=Fs・H−V・μ ここに、 Fs:滑動安全率 H:受働側土圧の水平成分の除いた水平力合計 V:鉛直力合計 μ:摩擦係数
この時、Pが負値になった場合(滑動しない場合)は、受働側には作用力を考慮しません。 Pが正値であれば通常通り計算を行います。 |
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Q18−31. |
天端幅と躯体の背面勾配を固定して、底版幅を変動させたい
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A18−31. |
可能です。 計算側の入力モードにて、「形状−天端」画面で天端の考慮を「有り」とし、「形状タイプ:基部変化」を選択していただければ、お問い合わせの形状(天端幅と躯体の背面勾配を固定、底版幅を変動)とすることが可能です。 |
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Q18−32. |
考え方−衝撃力、崩壊土−天端形状の扱い(かかと無し時)とはどのような意味か
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A18−32. |
「形状」−「天端」画面で「背面突起」等を選択している場合に、土圧作用面の傾き等に天端形状を考慮するか否かを選択します。
天端形状を指定していない場合は設定不要です。 |
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Q18−33. |
材料−躯体の部材の種類で一般部材と水中部材はどちらを選択したらよいか
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A18−33. |
選択により許容値が変化します。ご利用の基準にあわせて設定してください。
例えば、標準設計では「厳しい環境下での部材」となっています。この場合は「水中部材」を選択してください。 |
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Q18−34. |
U型擁壁のフレーム計算結果について「FRAME(面内)」等で読み込みたい
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A18−34. |
本プログラムのフレーム計算結果については、弊社フレーム製品「FRAMEマネージャ」、「FRAME(面内)」、「FRAME(2D)」にて読み込み可能なデータ保存を行うことが可能です。 「計算確認」モードの「構造解析」画面の「保存」を押すと、フレーム製品用のデータ「*.$O1」形式で保存されます。
保存された「*.$O1」を「FRAMEマネージャ」等のファイル-ファイル読み込み-他製品データの読み込み
にて読み込んでください。 |
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Q18−35. |
盛土等防災(宅地防災)マニュアルの地震時ケースの設定をしたい
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A18−35. |
初期入力画面の「考え方」で「地震時荷重自動決定」を「する」として下さい。 |
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Q18−36. |
材料−躯体でコンクリートの設計基準強度σck=18としたい
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A18−36. |
鉄筋コンクリートにつきましては土工指針,道示Wに記載されているのが最低基準強度が21であるため、18を用意しておりません。 16については、特に出典があるわけではなく、任意追加時の参考値として用意しております。
そのため、下記方法により、σck=18を追加してご対応下さいますようよろしくお願いいたします。 (1)「基準値」メニューの「計算用設定値」画面を開きます。 (2)同画面の「コンクリート」の項目において、「鉄筋適用時」の右横にあるアイコンをクリックし、「材料データの編集」画面を開きます。 (3)「材料データの編集」画面で「新規材料追加」ボタンを押し、「材料データの追加」で「σck=18」と入力してください。 (4)「材料データの追加」及び「材料データの編集」の各画面で確定します。 (5)「計算用設定値」画面の「コンクリート」に18.0が追加されていますので、各基準値を確認、編集します。 (6)「材料」−「躯体」画面の選択肢に18.0が追加されているので、これを選択します。 |
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Q18−37. |
最小鉄筋量の根拠
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A18−37. |
本プログラムの最小鉄筋量の考え方は、道路橋示方書W(平成14年度版)P173
7.3 最小鉄筋量に基づき、下記のように行なっています。 ・作用曲げモーメントの1.7 倍<ひびわれ曲げモーメント
の場合、5.0
・作用曲げモーメントの1.7 倍>ひびわれ曲げモーメント
の場合、終局曲げモーメント=ひびわれ曲げモーメントとなる鉄筋量と5.0の中で大きい方を最小鉄筋量として適用しています。 |
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Q18−38. |
盛土等防災(宅地防災)マニュアルで検討時の常時許容引張応力度215(SD345)はどのように算出しているか
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A18−38. |
常時許容引張応力度215(SD345鉄筋)は、以下のように算出しています。
建築基準法に基づく告示第90条より、
許容引張応力度=F/1.5(但し、F/1.5>215の場合は215を採用する)
になり、
F/1.5=345/1.5=230>215
のために、215を採用します。
地震時については設計基準強度を採用します。
詳しくは、下記をご参照ください。
http://best.life.coocan.jp/k-rei/rei03/08/03/rei_090.html
許容せん断応力度については、「建築基準法に基づく告示
1450号」の「コンクリートの付着、引張り及びせん断に対する許容応力度及び材料強度を定める件 第3」に明記されているため、それに従っています。
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Q18−39. |
「衝撃力と崩壊土を考慮した設計」時、荷重−土砂−裏込め土の「流体抵抗係数fb」と「衝撃力緩和係数α」の出典
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A18−39. |
全国地すべりがけ崩れ対策協議会の「崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した待ち受け擁壁の設計計算事例」の記載内容を参考にしています。 |
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Q18−40. |
二段積み擁壁の荷重−上部擁壁で「底面中心の作用力」には何を入力したらよいか
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A18−40. |
「上部擁壁底面中心の作用力」は通常設計時の計算書において、以下の項目の作用力を入力してください。
・安定計算−作用力の集計−(2)躯体中心での作用力の集計
上部擁壁が逆T又はL型の場合は「上部自重Wc」には、背面土砂重量を含まない重量を入力してください。 |
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Q18−41. |
崩壊土による移動の力の算出に用いている、急傾斜地の下端からの水平距離Xとは?
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A18−41. |
形状−土砂画面の水平距離Xの値となります。 天端形状が設定されている場合は、「考え方−衝撃力、崩壊土」画面の天端形状の扱いの設定により考慮されます。
また、この値の初期値は初期入力画面の衝撃力・崩壊土−斜面までの水平距離Xの値となります。 |
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Q18−42. |
落石防護柵の検討において、許容回転角を指定することはできますか |
A18−42. |
可能です。
「基準値」−「計算用設定値」−「その他」の『許容回転角の上限値』で設定して下さい。
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Q18−43. |
擁壁工指針の平成11年版では、8m以下の擁壁では地震時検討を省略してもよいことになっていましたが、平成24年版でも同じでしょうか |
A18−43. |
平成24年版のP.89に、
『高さ8m以下の擁壁で常時の作用に対して、5−3及び5−4に従い擁壁の安定性と部材の安全性を満足する場合には、地震動の作用に対する照査を行わなくてもレベル1地震動に対して性能2を,レベル2地震動に対して性能3を満足する』
と記載があります。
そのため、基本的には平成11年版の考え方と同じであるといえます。 |
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Q18−44. |
レベル2地震時照査では、道路橋示方書に準拠した計算が可能でしょうか |
A18−44. |
本プログラムのレベル2地震時照査は、擁壁工指針に準拠したものとなります。
擁壁工指針(H24年版)におけるレベル2は、旧擁壁工指針の大規模地震と同じ扱いで、レベル1と異なるのは設計震度のみです。 |
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Q18−45. |
落石防護柵設計時における「金網の吸収エネルギーEN」の初期値の根拠を教えてください |
A18−45. |
落石対策便覧P156の「金網の可能吸収エネルギーを〜EN=25KJとする」に基づいて初期値を25としています。 |
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Q18−46. |
バネ基礎で弾塑性を選択し、反作用側を地盤バネとすると構造系不安定となることがあります |
A18−46. |
弾塑性で計算すると、下記の理由により水平方向が拘束されなくなり、構造系が不安定となることがあります。
@底版のせん断抵抗が安全率を満たさないためせん断バネを無効にしている。
A弾塑性計算により、側壁の全バネが受働土圧に置き換わっている。
@について
「基礎」−「分布バネ」画面の「せん断バネを考慮」の設定により挙動が異なります。
せん断バネを無視としている場合、底版せん断バネKsを用いた抵抗力で安全率を確保できなかった時は、せん断バネを無視(Ks=0)し て、側壁バネのみで抵抗するものとして計算を行います。
Aについて
弾塑性計算では、地盤反力(バネ反力)>受働土圧と なった区間ではバネを地盤反力に置き換えます。
全区間で置き換えが行われると側壁 を支持するバネがなくなってしまいます。
@とAが同時に発生すると 水平方向が拘束されなくなります。
こ の場合は、Ks≠0とすると計算が可能となりますが安全率が確保できなくなります。また、弾性計算 に変更することでも計算が可能となります。 |
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Q18−47. |
せん断応力度照査基準を「土工指針(H24)・道示W」とした場合の地震時許容せん断応力度の根拠を教えてく ださい |
A18−47. |
地震時は、コンクリートのみでせん断力を負担する場合の許容せん断応力度としてτcの値を用いています。
詳しくは「許容値」−「部材設計」画面のヘルプをご参照下さい。 |
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Q18−48. |
擁壁工指針の平成24年版に準拠した場合に、レベル2地震時の照査を許容応力度法で行っている根拠を教えてください |
A18−48. |
擁壁工指針(平成24年版)P89に以下の記述があります。
i)レベル1地震動に対する設計水平震度に対して、5−3及び5−4に従い擁壁の安定性と部材の安全性を満足する場合には、レベル1地震動に対して性能1を、レベル2地震動に対して性能3を満足する。
ii)レベル2地震動に対する設計水平震度に対して、5−3及び5−4に従い擁壁の安定性と部材の安全性を満足する場合には、レベル2地震動に対して性能2を満足する。
上記より、レベル1地震動及びレベル2地震動の照査を5−3及び5−4に従って行えばよいことになります。
尚、5−3(擁壁の安定性の照査)、5−4(部材の安全性の照査)の内容は、従来のような安定計算や許容応力度法による部材設計となっています。 |
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Q18−49. |
「許容値−部材設計」画面にσsnaの入力がありますが、計算過程でどこか影響してくるのでしょうか |
A18−49. |
σsna(鉄筋の許容圧縮応力度)は、全圧縮となった場合の照査に用いられます。
そのため、照査断面が全圧縮とならない場合には使用しません。 |
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Q18−50. |
3Dモデルの寸法線の表示有無を選択することはできますか |
A18−50. |
可能です。
3Dモデル上右クリックで表示されるポップアップメニュ−から「寸法線(W)」を選択してください。 |
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Q18−51. |
ファイル読み込み時に「共有データとして設定されたファイルの基準値データと、読み込まれたファイルの基準値データが一致しません」と表示されました。
共有データとは何でしょうか。また、これを解除するにはどうすればよいでしょうか。
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A18−51. |
共有データとは基準値ファイルを複数の設計で共有できるようにしたものです。
共有化が行われている場合は、計算用設定値画面の左上の「基準値ファイル」にファイル名が表示されています。
解除したい場合はファイル名の右側に表示されている「解除」を実行してください。
再共有したい場合は、基準値ファイルを読み込んだ後に表示されるメッセージに対して「はい」を選択してください。 |
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Q18−52. |
平成29年版道路橋示方書に対応していますか |
A18−52. |
平成29年版道路橋示方書発刊から現在に至るまで、道路土工や水工関連などの関連基準の改定が行われていないため対応しておりません。
改定後、道路橋示方書と同内容の照査内容についての記載があれば、その時点で対応する予定としています。 |
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Q18−53. |
メイン画面の描画が常時ケースとなっているが地震時ケースの描画はできないのか |
A18−53. |
描画を変更することは可能です。
メイン画面を右クリックし、「荷重状態(Y)」で表示させたいケースを選択することで表示されます。 |
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Q18−54. |
U型擁壁の側壁天端にストラットを設けたモデルは計算可能でしょうか? |
A18−54. |
可能です。 「初期入力」画面の「考え方」−「蓋・ストラット設置」で「ストラット付」を選択してください。 形状および材料等は他部材と同様です。 |
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Q18−55. |
計算書の設計条件の各荷重に荷重コメントを表示させることは可能ですか |
A18−55. |
可能です。 各荷重のコメントを入力し、「オプション」−「計算書表示の設定」で「荷重コメント表示」を「表示する」としてください。 |
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Q18−56. |
3D属性表示で表示方法及び表示できる項目は |
A18−56. |
3D表示画面を右クリックし、「躯体属性」より表示・非表示を選択してください。
表示項目は下記となります。 ・ファイル名 ・業務名等の一般事項の項目 ・設計基準強度(各部材毎) ・コンクリート体積(数量計算書出力後または図面作成後) ・型枠面積(数量計算書出力後または図面作成後) ・鉄筋量(図面作成後) |
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Q18−57. |
落石による衝撃力を考慮した荷重ケースで堆積土圧を同時に考慮することはできますか |
A18−57. |
可能です。 「荷重」−「土砂・落石」画面で、適用状態が「衝撃力作用時」のケースを用意し、「堆積土圧を考慮する」をチェックしてください。 同画面で「堆積土」のタブが表示されますので「堆積土圧」算定用の入力を行って、荷重組合せ画面の「土砂」で該当ケースを選択してください。 |
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Q18−58. |
U型擁壁の内壁を設けて検討することは可能ですか |
A18−58. |
可能です。 初期入力画面の考え方タブ内の「内壁の設置」:「する」を選択してください。 形状・配筋等の入力は他部材と同様となります。 |
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Q18−59. |
湿潤重量と飽和重量の違いについて教えてください |
A18−59. |
湿潤重量は水位よりも上の土砂の単位重量、飽和重量は水位よりも下の土砂の単位重量となります。
また、H24年版 擁壁工指針(p66)では、土砂の水中単位重量(飽和重量)は湿潤重量から9.0を差し引くことで良いとされています。
例えば、湿潤重量が19である場合、水位以下の土砂の単位体積重量は19−9=10となります。
一般的には、水の単位体積重量は9.8となりますので、飽和されている土砂の単位体積重量(飽和重量)は10+9.8=19.8となります。
また、水路工(H26年) P244 表-7.2.3では水中単位重量が10.0kN/m3、水の単位重量が9.8kN/m3と記載されています。
こちらに従う場合は、下記の手順により水中土の単位体積重量を直接指定することで対応可能です。
1.「考え方」−「浮力、土圧・水圧」画面の「水中土の単位体積重量の考え方」で「水中土単位体積重量を直接入力」を選択
2.「材料」−「土砂・水」画面で「水中土」の値を指定する(初期値は10.0kN/m3) |
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Q18−60. |
土質や形状等を変更すると、全体安定検討用の土質ブロックが初期化されてしまいます。初期化の有無を変更することはできませんか。 |
A18−60. |
下記オプションにチェックを入れることで、初期化前に確認メッセージが表示されるようになります。
ファイルメニュー「オプション」−「動作環境の設定」画面の「全体安定用データの初期化の確認メッセージ」
プログラムの初期状態ではメッセージは表示される設定となっています。
表示メッセージ画面の「以降表示しない」チェックでも表示しない設定に変更可能です。
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Q18−61. |
32bit版と64bit版で利用可能な機能の違いはありますか? |
A18−61. |
基本的に利用可能な機能は同じです。
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Q18−62. |
落石検討時の「荷重」−「土砂、落石」画面に「低減係数α」の入力がありますが、どのような値を設定すればいいのでしょうか |
A18−62. |
落石対策便覧 H29年版 p.358 の下記記載中にある「0.45倍」を設定するための入力となります。 「なお、落石が平場に衝突してから防護施設に衝突する場合には式(1)の値を0.45倍する。」 初期値α=1.000につきましては、上記係数を考慮しないという事を意味しています。
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Q18−63. |
「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」を使用する方法を教えてください。 |
A18−63. |
本製品のライセンス認証中PCであれば、本製品又はランチャーより「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」をご使用いただけます。
また、本製品の未使用ライセンスを使用することで、タブレットや携帯端末でもご使用いただけます。
- 本製品をインストールしたPCで「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」を使用する場合
本製品起動中の同一PCで使用したい場合は以下のボタンより「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」を起動することが可能です。
※「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」を使用中は、ランチャー又は擁壁の設計・3D配筋を起動したままとしてください。
■Launcherから起動する場合
■製品から起動する場合
- 本製品をインストールしていないPCやタブレット・携帯端末で使用する場合
以下のURLよりフォーラムエイトライセンスユーザ様専用ページのコードにてログインしてください。
ログイン後、未使用のライセンスを使用することで「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」を使用することが可能です。
https://cloud-login.forum8.co.jp/login
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