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Vol. 17
VDWC CPWCグランプリ・各賞決定!
表彰式・国際VRシンポジウムレポート


第3回 学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド 審査員
      
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科教授
IKDS代表

実行委員長
池田 靖史
NPOシビルまちづくりステーション
理事長
建設系NPO連絡協議会代表

花村 義久
東京都市大学 総合研究所
災害軽減工学研究室 教授

吉川 弘道
     
ハーバード大学 准教授
Kostas Terzidis
台湾国立交通大学
人文社会学部建築研究所教授
建築事務所CitiCraft代表

C David Tseng  
シーラカンスアンドアソシエイツ
横浜国立大学大学院
建築都市スクールY-GSA教授

小嶋 一浩

 第1回 学生クラウドプログラミングカップ オン クラウド 審査員
 
大阪大学大学院工学研究科
環境・エネルギー工学専攻
准教授

CPWC審査委員長
福田 知弘
三次元映像のフォーラム代表
デジタルハリウッド大学院
特任教授

羽倉 弘之
ニュージャージー工科大学
建築デザイン学部准教授

楢原 太郎
フォーラムエイト VR開発
テクニカルマネージャ

Pencreach Yoann 

 BIM/CIMおよびVRをめぐる多様な提案、新たなトレンド

フォーラムエイトは2013年11月21日、目黒雅叙園で「第6回 国際VRシンポジウム」と併せ、「第3回 Virtual Design World Cup(VDWC)」および「第1回 Cloud Programming World Cup(CPWC)」の各賞発表・表彰式を行いました。

そのうち「VDWC」は、学生がBIM/CIMおよびVRを活用し、建築や都市のデザインを競う国際コンペ。学生は課題に即して計画、設計およびシミュレーションを実施。スクリプトを設定した「VRデータ」、当社のソフトを使って作成した「作成データ」および「コンセプトポスター」を最終作品として応募するものです。3回目を迎えた今回は、東京の臨港地区を舞台に山手線の新駅を交通結節点の中心とする「グローバルな都市のサスティナブルな駅空間」の提案が課題に設定されました。

もう一つの「CPWC」は、UC-win/RoadやVR-Cloud®、それらおよび独自伝送技術「a3S」のSDKを使ったクラウドアプリのプログラミング技術を競うもの。新たな学生の国際コンペとして、今回初めて実施されています。

さらに、2年ぶりの開催となった「国際VRシンポジウム」は、内外からお招きした4講師の特別講演と、フォーラムエイトの2製品に関するプレゼンテーションにより構成されました。

 第3回VDWCは日大HULANと芝浦工大Redがワールドカップ賞分け合う

開会挨拶(当社代表取締役社長 伊藤裕二)を受けた午前の部の冒頭は、「VDWC」の公開最終審査。まず、実行委員長の池田靖史氏(慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授/IKDS代表)をはじめ、花村義久氏(NPOシビルまちづくりステーション理事長/建設系NPO連絡協議会副会長)、吉川弘道氏(東京都市大学工学部都市工学科災害軽減工学研究室教授)、Kostas Terzidis氏(ハーバード大学准教授)、David Tseng氏(台湾国立交通大学人文社会学部建築研究所教授/建築事務所CitiCraft代表)、小嶋一浩氏(シーラカンスアンドアソシエイツ/横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)の各審査委員を紹介。次いで、池田委員長が今回VDWCの課題のポイント、クラウドを活用した審査手順を含むノミネート作品(7点)選出の経過、作品全体の傾向などを総括。これを受けて、各チームがノミネートされた作品についてプレゼンテーション。その場でのディスカッションを経て、最後に、各審査委員が最終投票を行いました。

 第1回CPWCのワールドカップ賞は京大KU-ITSが獲得

続いて「CPWC」の公開最終審査も同様に、まず、審査委員長の福田知弘氏(大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻准教授)をはじめ、羽倉弘之氏(三次元映像のフォーラム代表幹事/デジタルハリウッド大学大学院特任教授)、およびテレビ電話での参加となった楢原太郎氏(ニュージャージー工科大学建築デザイン学部准教授)、Pencreach Yoann(当社VR開発マネージャ)の各審査委員を紹介。福田審査委員長が今回スタートしたCPWCの概要と狙い、審査のポイント、審査のプロセスと全応募作品(6点)がノミネートされた経緯などを総括。各チームによる作品のプレゼンテーションから、ディスカッション、最終投票へと引き継がれました。

午前の部の最後は、「国際VRシンポジウム」の皮切りとして当社担当者が「3DCAD Studio®」と題しプレゼンテーション。フォーラムエイトのCADソリューション、3Dデータの活用シーンとその問題点、カイザープロジェクトについて概説。同プロジェクトの成果である3D CADエンジンを実装する当社新製品「3DCAD Studio®」の概要、今後の開発予定やソリューション展開などを紹介しました。

午後の部前半は、大阪大学大学院情報科学研究科の東野輝夫教授による特別講演「モバイル・ユビキタスコンピューティング研究におけるVR活用」。まず、ユビキタスな世界、ビッグデータ、CPS(Cyber Physical Systems)とそのスマート化、大量のセンシング情報の収集から分析・利活用への流れ、などICTをめぐる最新のトレンドについて解説。その上で、自身の研究室における都市IT基盤や災害支援に関する取り組みとして、電子トリアージ・システムの開発、大阪地下街VR作成、災害現場の地図生成、都市シミュレーション、MobiREALの開発、災害時モビリティの生成とVR技術の活用、群集センシングなどに言及。さらに、今後の研究展開とそこでのVR活用の可能性へと話を展開しました。

続く特別講演は、金沢大学理工研究域環境デザイン学専攻の沈振江教授による「VR技術とまちづくりの計画デザイン支援」。地方自治体の都市計画やまちづくりなどにおける経験を基に、都市デザインとVR利用の計画支援のアプローチについて、「Presentation for planning and design」「Planning learning」「Planning & design proposal」「Deliberation and planning review」「Future work and cloud-computing」といった観点から解説。自身が取り組んだ住民参加型のさまざまな事例を紹介しました。

東野輝夫教授 沈振江教授

休憩を挟んだ午後の部後半は、グリニッジ大学火災安全工学グループ(FSEG)ディレクターのEdwin R. Galea教授による「火災や避難のシミュレーションを通じた工学的な安全、安心および効率性」と題する特別講演でスタート。FSEGにおける安全・安心のモデリングに関する取り組み、そこでの「EXODUS」(避難シミュレーション)や「SMARTFIRE」(火災シミュレーション)などの各種ソフトウェア開発、データ収集、それらを活用してこれまで取り組んだシミュレーション例などを概説。その上で、新たにリリースされた「buildingEXODUS V6.0」の特徴やそれを使ったシミュレーション例、避難や大規模災害に関する最新の研究、同じく新たにリリースされた「SMARTFIRE V4.3」の特徴にも触れます。

Edwin R. Galea教授

一方、当社担当者は「UC-win/Road Ver.10 VR-Cloud® Ver.6」についてプレゼンテーション。UC-win/RoadおよびVR-Cloud®の最新バージョンの新機能、開発中の拡張機能や新機能、さらにその先の開発展開を紹介。VR-Cloud®のデータ伝送技術として用いられた独自開発の「a3Sクラウド伝送ライブラリ」にも言及しました。

次いで、テレビレポーターの阿部祐二氏の司会により「VDWC」および「CPWC」の各賞発表と表彰式が行われました。それぞれの結果は後述の通りです。

今回「VDWC」について、実行委員長の池田氏は同コンペの課題の難しさとそこに込められた意図、BIMの本質などを解説。それを踏まえて、学生の取り組みへの評価と今後への期待を述べます。

また「CPWC」に対して審査委員長の福田氏は、前例がない中で学生が試行錯誤しつつ応募したことの意義に触れます。しかも、全作品が1次審査を通過し、とくにグランプリ作品をはじめとする完成度の高さを評価。今後の更なる展開に期待を示しました。

今回「国際VRシンポジウム」の最後の特別講演は、最先端表現技術利用推進協会会長の町田聡氏(アンビエントメディア代表)による「最先端表現技術利用推進協会発足について」。財団法人としての設立準備が進む同協会に関連し、表現技術の対象、その利用促進分野や利用業態、表現技術の利用例、表現技術の関連分野をプロジェクションマッピングや3Dプリンターなどの実例を交えて解説。その上で、表技協の設立趣旨や活動内容などの概要を紹介しました。

これらのプログラム終了後、ネットワーキングパーティが開かれ、盛会のうちに終了しました。

VDWC・CPWC表彰式 集合写真

Virtual Design World Cup 第3回 学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド 詳細はこちら



Cloud Programming World Cup 第1回 学生クラウドプログラミングワールドカップ 詳細はこちら




 来年開催日程

Virtual Design World Cup
第4回 学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド

エントリー:2014年5月1日(木)〜9月30日(火)
作品応募 :2014年10月1日(水)〜10月21日(火)
表彰式  :2014年11月21日(金)

Cloud Programming World Cup
第2回 学生クラウドプログラミングワールドカップ

エントリー:2014年5月1日(木)〜9月30日(火)
作品応募 :2014年10月1日(水)〜10月21日(火)
表彰式  :2014年11月21日(金)



     
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