AP-INFORMATION-13 便利ソフト情報
●Open Office vol.1 フリーの統合オフィスソフト |
”OpenOfficeは、無料で入手できて、自由に利用できる統合オフィスソフト”
ワープロや表計算・プレゼン・データベース・ドローなどを統合したオフィスソフトで、無料で入手できて、自由に利用可能であり、Microsoft
Officeと高い相互運用性や標準ファイル形式OpenDocumentを採用し、従来、ソフトベンダから提供されるオフィスアプリケーション間でのデータの互換性をかなりの部分でカバーしているオープンソースのフリーソフトです。
今回から連載で「OpenOffice.org」の各ソフトウェアを紹介いたします。
■OpenOffice.orgとは
OpenOffice.org(オープンオフィス・オルグ、以下OpenOfficeと略)は、Sun
Microsystems社の"StarOffice"をベースとしたオフィススイートソフトで、無料で入手、利用することができます。OpenOffice.orgの特徴としては、Microsoft社のMicrosoft
Officeとの高い互換性や、後述するオフィススイートの標準ファイル形式であるODFを基本のファイル形式を採用している、Windows以外にもLinuxやMAC
OSXなど幅広いプラットフォームに対応している点が挙げられます。
また、オープンソースという開発方式を採用している点も特徴として挙げられます。開発言語はC++で、ユーザによって自由にソフトを開発、改良できるため、OpenOffice.orgはシェアウェアと比較して遜色ない機能を有しながらフリーでの提供を実現しています。OpenOffice.org日本語プロジェクトでも積極的な開発、翻訳や普及活動が行われています。
■ODFとは
ODF(Open Document Format)は国際標準化機構(ISO)にて標準規格に認定されたオフィススイートの標準ファイルフォーマットで、ファイル構造は複数のXMLファイルをZIP形式で圧縮した単一のファイルです。ファイルワープロ(*.odt)や表計算(*.ods)、データベース(*.odb)などのファイルは全てこのデータフォーマットをベースとしています。ODFは以下のファイル、フォルダによって構成されます。
ODF |
・ picture/ : 画像データを格納するフォルダ
・ content.xml : テキストコンテンツを格納
・ meta.xml : メタ情報を格納
・ settings.xml : 設定情報を格納
・ styles.xml : テキストのスタイル情報を格納
・ manifest.xml : xmlファイル構造の情報を格納 |
Microsoft社のMicrosoft Office2007も、2009年4月に公開されたサービスパック(SP2)から、ODF形式のファイルの入出力をサポートしています。
フォーラムエイトでは、各製品にこのODF形式のファイルを順次取り入れていく予定で"UC-win/Road・DataViewer”の納品書出力にODF形式(現在はExcel形式)を取り入れる予定です。
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■今後の連載予定
AP INFORMATIONでは次号より6回に分けて、OpenOffice.org内に含まれるのソフトウェア別にその機能や特徴、弊社で実際に使用してのレポートなどの連載を行っていく予定です。
AP INFORMATION 14 : OpenOffice Vol.2 ワープロソフト 「Writer」
AP INFORMATION 15 : OpenOffice Vol.3 表計算ソフト 「Calc」
AP INFORMATION 16 : OpenOffice Vol.4 プレゼンテーションソフト 「Impress」
AP INFORMATION 17 : OpenOffice Vol.5 データベースソフト 「Base」
AP INFORMATION 18 : OpenOffice Vol.6 ドローソフト 「Draw」
AP INFORMATION 19 : OpenOffice Vol.7 数式エディタ 「Math」
OpenOffice日本語プロジェクト:http://ja.openoffice.org/
この記事は、OpenOffice日本語プロジェクトの許諾により掲載しています。
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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(Up&Coming '09 盛夏の号掲載)
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