AP-INFORMATION-16 便利ソフト情報 2010-No.1
●Open Office vol.4 「Impress」 |
フリーの統合オフィスソフト
オープンソースのオフィスソフト"OpenOffice"について連載しておりますが、第4回では、プレゼンテーション「Impress」について、ご紹介いたします。
■プレゼンテーションソフト 「Impress」とは
前回までに紹介した、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」と同様に、OpenOffice.org(オープンオフィスオルグ、以下OpenOffice)の標準ファイルフォーマットのODF(Open
Document Format)をベースとした拡張子「.odp」形式のほか、Microsoft Office
PowerPoint(以下、PowerPoint)のファイルフォーマット「.ppt」形式の保存などにも対応しています。
作成/編集機能なども、図形作図、ムービーの挿入、アニメーションの設定などPowerPoint同様に、充実した機能を備えています。 ただし、pptファイル読み込み時の、配置位置のずれ、ハイパーリンクが切れる、アニメーション設定がおかしくなる、などの現象が起こる場合もあります。
プレゼンテーション用のテンプレートも、インストール時には、4種類しか準備されておりませんが、「OpenOffice」サイト(http://ja.openoffice.org/)からダウンロードや、さまざまなWebサイトからダウンロードしたPowerPointテンプレートファイルの読み込みも可能です。
■3D効果
Impressでは、3D描画機能もサポートしています。「立方体」、「球体」、「円柱」、「三角錐」など数種類の3Dオブジェクト作成機能、配置オブジェクト(画像を含む)の3D表示、ライトの設定(色、光源の位置)や描画素材の設定なども行えます。
■エクスポート
ODF形式「.odp」、PowerPoint形式「.PPT」の他、前回でも掲載したPDF形式、HTML形式への保存などに対応しています。また、FLASH形式「.swf」への保存にも対応しており、プレゼンテーションのWeb掲載などにも活用できます。ただし、PFD同様ハイパーリンクの設定は、保たれていますが、ページ切り替えや、スライド内で設定しているアニメーション効果などは反映はされません。
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▲3Dオブジェクトツール |
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▲3D効果の設定 |
■今後の掲載予定
次回は、OpenOffice.orgのデータベースソフト"Base"についての紹介を予定しています。
OpenOffice日本語プロジェクト:http://ja.openoffice.org/
この記事は、OpenOffice日本語プロジェクトの許諾により掲載しています。
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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(Up&Coming '10 新年号掲載)
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