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電波タイムズダイジェスト Vol.2
2015.1〜3

このコーナーでは電波タイムズ紙で掲載されたニュースより、U&C読者の皆様に関連の深い画像・映像、情報通信、建設土木、自動車など各分野の注目トピックをピックアップしてご紹介いたします。
 
■振動を検知して様々な状況を撮影できるドライブレコーダー(パイオニア)

パイオニアは、『楽ナビ』からの操作が可能で、振動を検知してさまざまな状況を撮影できるなど、フルHD(1920×1080p)画質のドライブレコーダー「ND‐DVR1」を2015年春から発売すると発表した。希望小売価格は2万円。
新製品の同機は、パイオニアの『楽ナビ』シリーズで同機を操作できる「ドライブレコーダーリンク」機能を搭載しているため、録画やファイルの送り・戻しなどのタッチパネルでの操作や、録画した映像・設定画面などの『楽ナビ』画面での確認が行えることが特徴。また、小型カメラ部と本体部を分離したセパレートタイプなので、前方視界を妨げずにさまざまな車に取り付けることができる。カメラ部に高解像度CMOSセンサーと広角レンズを採用しているため、microSDカードにフルHD(1920×1080p)画質で広範囲に撮影できる。
さらに、振動を検知すると撮影する「セキュリティ機能」や「イベント録画機能」などを搭載しているため、さまざまな状況を撮影することができる。(2015.01.21/5面)


■ドライバーの安全運転を支援するウェアラブルセンサー(富士通)

富士通は、ドライバーの脈波から眠気の傾向を検知し、ドライバーや運行管理者に対し、安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(フジツウ ヴィークル アイシーティー フィーリズム)」を開発し、2015年2月より運輸業向けに販売を開始する。
新製品は、富士通研究所が開発した独自のアルゴリズムでドライバーの耳に装着したセンサーから取得した脈波情報などからドライバーの眠気状態を検知し、本人および運行管理者に通知することができる。また、デジタコなどの車載機と接続し、運行管理システムと連携させることで、運行管理者がドライバーの状態をリアルタイムに確認することができ、客観的なデータに基づいて最適な指示を出すことができるようになる。(2015.01.21/2面)


■ITS Japan/ITS世界会議ボルドー2015概要を公表

特定非営利活動法人ITS Japan(東京都港区芝公園、会長:渡邉浩之トヨタ自動車顧問)は、今年10月にフランスのボルドー市で開催が予定されている「第22回ITS世界会議ボルドー2015」の最新概要を公表した。
2015年のITS世界会議は、街全体がユネスコ世界遺産にも指定されているフランスのボルドーで10月5日(月)から9日(金)の5日間開催される。会議のテーマは、“TOWARDS INTELLGENT MOBILITY−Better use of space〜宇宙技術で広がる未来のITS〜”。主催は、ナビゲーション及び測位衛星システムによるITSの技術開発機関のTOPOS。展示会及びセッション会場は、Parc des Expositions 。セレモニー・PL・ES会場はPalais des Congres。開催規模(目標数値)は、会議登録者3500人、参加者1万人、セッション200以上、出展300団体、参加国100ヵ国以上、デモ参加者2600人以上となっている。展示エリアの面積は2万平方メートル。(2015.01.28/5面)



■ITS Japan/メルパルク東京で「第9回日本ITSフォーラム」開催

特定非営利活動法人ITS Japan(東京都港区、会長:渡邉浩之トヨタ自動車顧問)は、3月9日(月)午前10時から東京都港区芝公園のメルパルク東京5F・瑞雲の間において、「第9回日本ITS推進フォーラム」を開催する。昨年10月に開催したITS世界会議デトロイトの報告を中心とした国際セッションに引き続き、日本の産学官で取り込まれるITSの研究・実用化・普及について、「ビッグデータ/オープンデータ」、「安全運転支援・自動運転」を中心に紹介する。
この「日本ITS推進フォーラム」は、例年、同時期に2日に分け、総合シンポジウムと国際セッションの2部構成で開催していたが、今年度は、「ITS世界会議デトロイト2014」の開催が通常より1ヵ月前に開催されたこともあり、世界会議の開催報告内容を中心にした国際セッションを単独開催し、総合シンポジウムは別日程での開催とした。
「第9回日本ITS推進フォーラム」国際セッションの内容を次に示す。▽ITSの研究・実用化・普及に取り組む日本の状況▽ビッグデータの利活用とデータのオープン化に向けた取り組み▽安全運転支援・自動運転の国際動向と、日本での研究開発戦略の概要。(2015.02.13/1面)


■ITS Japan、東北大学で「第12回ITSシンポジウム」開催

Event ITS−非日常の交通を支えるITS
特定非営利活動法人ITS Japanは、12月4日と5日に宮城県仙台市の東北大学百周年記念会館・川内萩ホールにて、「第12回ITSシンポジウム〜Event ITS―非日常の交通を支えるITS〜」を開催。企画セッションでは、東北発の新たなモビリティの可能性について模索。現在、東北地域においては産官学連携での活発な取り組みが進められている。高齢化・過疎化、震災復興、積雪・寒冷地等は、この地域における特性であり課題だが、一方で国内外に広く共通性を有しており、これらを解決しグローバルに展開できる東北発モビリティの可能性について、各界識者より方策・展望について議論する。(2014.11.26/1面)


■下水道氾濫の兆候を低コストに検知する技術を開発(富士通研究所)

富士通研究所は、都市におけるゲリラ豪雨などによる被害軽減に向け、ICTを活用して下水道氾濫の兆候を低コストに検知する技術を開発したと発表した。
水位計測機能を備えたセンサーをマンホールに組み込んで兆候を精度良く検知するためには、管路施設に広域にわたってセンサーを設置する必要があるが、回線や電源などの専用施設や無線接続のセンサーなどで電池交換が必要な場合もあり1台当りの運用コストが高く、広域への設置が困難だった。今回、地形や下水道管路の形状・距離によって生じる上流から下流までの所要流水時間の分析からセンサーを組み込むべきマンホールの位置と数を決定する技術を開発し、約5分の1のセンサー数で下水道全体の流れを把握・予測することが可能になったもの。
開発した技術の特長のひとつが『水位変化の所要流水時間に基づくセンサー設置箇所の決定』。今回、地形や下水道管路情報、降雨パターンから求めた水位変化の相関に基づいて、下水が上流から下流に流れるのに必要な時間を計算し、この時間を考慮して上流域の水位変化と下流域の水位変化の関係性を算出する技術を開発。関係性の弱い箇所へのセンサー設置を省くことができ、地形・下水道管路・降雨特性に汎用なセンサー設置箇所を決定することができる。(2015.02.16/2面)
■協力・記事提供:株式会社電波タイムス社  HP:http://www.dempa-times.co.jp/
 

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