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電波タイムズダイジェスト Vol.17
2018.10〜12

このコーナーでは電波タイムズ紙で掲載されたニュースより、U&C読者の皆様に関連の深い画像・映像、情報通信、建設土木、自動車など各分野の注目トピックをピックアップしてご紹介いたします。
■長野県飯田市とKDDI/自動運転と連動したVRコンテンツ体験の実証実験を実施

長野県飯田市とKDDIは、11月3日に飯田市で開催される「飯田丘のまちフェスティバル」にて、一般公道を自動運転車で実際に走行し、自動運転用の3Dマップと連動したVRコンテンツの視聴体験の実証実験を実施する。この実験において、自動運転車に乗車中、VR機器を通して走行場所に合わせた観光情報が表示される体験について実証する。10月24日、飯田市とKDDIは地域活性化を目的に包括協定を締結し、XRや自動運転などの先端技術やノウハウを活用して、飯田市の伝統文化と最新技術を組み合わせたサービスの共創を推進する。(2018.10.29/2面)



■国理経/「避難体験VR」の内容を全面的にリニューアル

理経は、VRを活用し、煙中での火災からの避難を疑似体験できる「RIVR-J」を11月より提供を開始した。新製品は、2017年4月より提供している「避難体験VR」の内容を全面的にリニューアルの上、より実態に近い煙の動きを伴った火災環境をVR空間上で再現。RIVR-Jは火災の煙による視界不良や、避難時に有効な判断要素を体験型で学ぶことができる防災訓練用VR。煙の状況は時間経過とともに変化し、しゃがむことで目線が変わるなど、実際の火災避難時の状況に近い内容を再現。避難に要した時間や、避難時にどの程度煙を吸ってしまったかなど、様々な避難行動が評価される。(2018.11.02/3面)



■海保庁/10年ぶりに北太平洋の海図改版/東京から台湾南方に至る広範囲を描く

海上保安庁海洋情報部は、海図「東京湾至ルソン海峡」を10年ぶりに改版した。新しい海図には、海上保安庁が実施してきた海洋調査より取得した精密なデータを基に、海の深さや海底地形を描いている。船舶が安全かつ効率的に航海できるように、水深、底質、暗礁等の水路の状況、沿岸の地形、航路標識、自然・人口目標等その他航行、停泊に必要な事項を、正確に見やすく表現した。海図は、東京から日本の最西端の与那国島、最南端の沖ノ鳥島、東は小笠原諸島までを含む広大な区地を包含している。(2018.11.02/4面)



■国交省/全国初の長期実証実験を開始/中山間地域「自動運転サービス」

国土交通省は、高齢化が進行する中山間地域における人流・物流の確保のため、1〜2ヵ月間にわたる全国最初の自動運転サービス長期実証実験を11月2日から福岡県みやま市で開始した。今回の実験では、延長約6km(片道)に電磁誘導線を敷設し、実験車両を誘導。みやま市役所山川支所内に運行管理センターを設置し、車両からのリアルタイム情報をもとに運行状況をモニタリング。利用者の申込みに応じて運航するデマンド運行方式。この実験のポイントは、自動運転に対応した道路空間の基準等の整備、地域の特性に対応した運行管理システムの構築、将来の事業運営体制を想定した実証実験の実施、及び地域の多様な取組みと連携し、自動運転サービスを地域全体で支援すること、利用者から燃料代を徴収してサービスを提供すること。(2018.11.05/4面)



■ジョリーグッド/医療向けVRコンテンツを共同開発/手術を俯瞰できるメリットも

ジョリーグッドと医療メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンは11月5日に、VRソリューション「Guru Job VR」を利用した医療研修VRを共同開発したと発表した。これは、不整脈の診断および治療を支援する機器「CARTO3」を用いて行う「カテーテルアブレーション治療」の名医による手術シーンを、複数台数の360度カメラで撮影したもの。実際の手術の光景を体験できるほか、一方向のみではなく複数視点からの手術見学も可能。また、場面ごとに名医の解説も挿入され、各測定機器のモニター画面が空間上にリアルタイムで表示される。HMDで体験可能なため、都合のいいタイミングに省スペースで行えるほか、衛生管理したカメラを医師の側に設置することで手術を間近で見ることができるというメリットがある。(2018.11.19/5面)



■国交省と経産省/遠隔ドライバー1名で2台の車両を運用/「新遠隔型自動運転」実証

国土交通省と経済産業省は、国立研究開発法人産業技術総合研究所に委託開発した自動運転レベル4相当の技術を搭載した車両を用い、11月19日に福井県永平寺町の公道において、1人の遠隔監視・操作者が2台の自動運転車両を遠隔操作・監視する世界初の実証実験を開始する。無人自動運転移動サービスは、過疎地等において、公共交通の運営コスト抑制、運転者不足の解消や徒歩移動の負担軽減等の観点から、自治体や地域交通事業者からのニーズが高まっている。(2018.11.19/4面)



■内閣府/高度な自動走行システムの実現へ/「第5回SIPワークショップ2018」開催

内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システムは11月13日〜15日、国際会議「第5回SIP-adus Workshop2018」を開催した。米国運輸省及び欧州委員会の幹部や海外の専門家40名が参加し、自動走行システムの世界の最新の取組みが紹介された。セッションテーマは、自動運転に関する各国の取組みと実証実験の最新動向、自動運転に活用するダイナミックマップの開発、自動運転に関する通信技術の活用、自動運転車両に対するサイバーセキュリティ、自動運転のもたらす社会的効果、自動運転の次世代都市交通への活用、自動運転車両と人・道路利用者・社会の関わり。(2018.11.26/5面)

■協力・記事提供:株式会社電波タイムス社  HP:http://www.dempa-times.co.jp/
 


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