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ネットブック最新事情 |
HARDWARE INFORMATION
2011-No.3
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64bitOSやマルチコアCPU、大容量メモリやSSDなどハードウェアの新技術が浸透すると共に、ノートPCも飛躍的に性能を高めたものが次々と登場しており、デスクトップPCの補助的な位置付けであったノートPCは、大きく負荷のかかる用途を除き、メインマシンとしても必要十分なものとなっています。
このノートPCの高性能化・多機能化という流れの中、あえて大きく機能と用途を限定したものが「ネットブック」と呼ばれるノートPCです。今回はこのネットブックについて紹介します。
PCの最も基本的な用途としては、インターネットや電子メールが上げられますが、これらはいずれもweb上でのサービスです。このことから、いつでも、どこでもwebサービスの利用を可能にするコンセプトを貫きながらも、各種ビジネス文書の閲覧、編集程度の処理が難なく行える構成となるのが一般的です。
具体的には、10インチ前後のディスプレイ、有線・無線LANの搭載、消費電力の低いシングルコアCPUと平均5時間前後の長時間バッテリー、1GB程度のメモリと必要最小限のシステムディスクという構成がとられており、またOSに関しても各種WindowsStarterEditionやLinuxなどメモリとシステムディスクの消費を抑えたものが搭載されます。マルチコアCPUやグラフィックボード、DVDなどの光学ドライブは、可搬性や消費電力、コストの点から、搭載しないのが一般的です。現在人気のあるメーカーとしては、ASUS、Acer、NEC、Lenovo(旧IBM)があげられます。
このように一貫したコンセプトのもと、性能と用途を突き詰めることによって、非常にコンパクトで軽く、長時間バッテリー駆動ができる可搬性と、有線・無線LAN搭載によるwebサービスの可用性、そして本体価格5万円前後という低価格を実現しています。
近年、web上でのサービスをベースとしてPCを利用するクラウドコンピューティングという概念が注目され、PCの利用スタイルに新たな流れが出来つつありますが、これはwebサービスをPCの核としたネットブックのコンセプトとも合致しており、今後のクラウド普及の流れの中で更に注目されます。
またフォーラムエイトでは、製品のクラウド環境対応をいち早く進め、3D・VRソフトウェアであるUC-win/Roadをクラウドサーバ上で動作させ、webブラウザベースでインタラクティブに3D・VRの利用を提供する統合ソリューション「VR-Cloud(TM)」や、各種土木設計計算やデータ共有、スケジュール管理、ワークフローなど事務処理機能をクラウドで利用可能な「UC-1
for SaaSシリーズ」など、SaaS/クラウド系ソフトウェアサービスを展開しています。インタラクティブな3D・VRや設計計算など高度な処理を、PCリソースへの負荷の低いwebブラウザベースのクラウドで利用する事で、業務の可搬性、可用性、スピードを飛躍的に高める事が可能です。スパコンクラウドによるスパコン利用も期待できるでしょう。
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▲図1 10.1型ワイドTFTカラー液晶、約1.1kgと軽量なASUS社のネットブックEeePC1001PXDで、UC-win/Road
for SaaSが軽快に動作 |
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▲図2 UC-win/Road for SaaS |
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▲図3 UC-1 for SaaS
グループウェア事務処理機能 |
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。 |
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(Up&Coming '11 新緑の号掲載) |
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