橋百選 |
BRIDGES 100 SELECTION |
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昭和28年(1953)竣工。昭和25年着工、28年完成の国道17号線、前橋市利根川に架かる道路橋。
橋脚基礎は、県内初のケーソン工法。この橋は県の中心地、県庁への玄関口を象徴する存在である。下流にある利根橋が老朽化したために計画され、橋名は県民の公募により決定、応募数1万通を超え当時の県民の関心度の高さがわかる。現在では、前橋市のランドマークとしての4連アーチ両側にライトアップにかかる維持管理費とCO2排出で「省エネ」環境にも配慮したLED照明を採用して工夫がなされている。下流側に上り線専用の3車線の新設橋を建設1998年(平成10年)、現在6車線供用となっている。
橋長 ● 280m 幅員 ● 9m
2. 碓井第3橋梁(通称めがね橋) 4径間連続レンガづくりアーチ橋 |
明治25年(1892)竣工。
現存する赤レンガ製のアーチ橋としては日本最大級のもので、煉瓦の色とアーチの美しさが多くのカメラマン、鉄道ファンを魅了している。本橋は、昭和38年にアプト式鉄道が廃止されるまでの70年間、太平洋側と日本海側を結ぶ輸送に多大の貢献をした。現在は丸山変電所(2棟)、隧道(10本)、橋梁(5本)を含む旧鉄道敷が「碓氷峠鉄道施設」として重要文化財に指定されており、JR横川駅前にある「鉄道文化むら」から峠の湯まではトロッコ列車が運行され、並行してめがね橋(第三橋梁)までの4.8kmが遊歩道「アプトの道」として整備されている。
橋長 ● 91m 幅員 ● 4.6m
昭和56年(1981)竣工。桐生川に作られた桐生川ダムと人造湖の梅田湖に架かるのが梅田大橋。桐生川上流部は「水源の森百選」や「森林浴の森百選」に選ばれるほどの良好な自然環境を有している。またマス釣り・ブラックバス釣りの太公望には大変人気のある湖である。
橋からは、桐生川ダムの裏側と梅田湖の景色が大変良く見える。橋梁の特徴は、地形(河岸段丘)に合わせて桁高を変化させ、岩着した高い2枚壁の橋脚を上下部剛結構造とし、低い橋脚は可動支承を設けてある。長期にわたってクリープ変形により桁が縮むPCでは、たわみやすい2枚壁が合理的である。
橋長 ●100m
昭和50年(1975)に架設。渡良瀬川を塞き止めた草木ダムとそのダム湖の草木湖、その草木湖の真ん中にシンボル的存在である草木橋が架かっている。湖底には220家屋がそのままの状態で眠っている。
橋長 ● 400m
5. 月夜野大橋 4径間連続有ヒンジPC箱桁+単純PC箱桁3連 |
昭和57年(1982)竣工。本邦初のP&Z工法にて架橋された。即ち、橋脚の間に「移動架設桁を渡し、コンクリートの型枠を吊るして、橋脚頭部から順に橋桁を造っていく」架橋技術である。昭和57年度土木学会田中賞受賞。
橋長 ● 431.9m 幅員 ● 9.8m
国道17号線に架かっており、1959年に完成した。
明治34年(1901)竣工の旧橋は、「ペンシルバニア型トラス鉄橋」というピンを有する特殊な構造で、六合村に移設された。
橋長 ● 211m 幅員 ● 8.0m
渋川市の利根川にかかる橋。車道部は昭和49年に架設、歩道部は旧橋で下路平行弦ワーレントラス2連、昭和4年に架設されたものである。
横には、高崎線の上路プラットトラスが架かっている。
橋長 ● 224m 幅員 ● 8.0m
碓氷湖の公園周遊散策路に造られた歩道橋。周辺は煉瓦建築が多い地域ということもあり、表面に煉瓦張りを施した疑似アーチ橋となっている。
橋長 ● 150m
戦国時代から伝わる「火とぼし」という火祭りで有名な南牧村にかかっている。この橋の上で行われる火祭りは県重要文化財に指定されている。
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(Up&Coming '11 新緑の号掲載) |
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