4つの図面それぞれに任意の画像をテンプレートとして表示することができます。テンプレート設定ウインドウでテンプレート画像の表示位置や大きさ、表示する透明度や解像度などを設定可能です。
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テンプレートを読み込んだ四面図 |
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テンプレートと形状 |
テンプレート設定画面 |
形状を管理するブラウザにて、形状の名前に「~」(チルダ)記号を付加することで、図面でのマウス操作での選択対象から除外し、立体的なテンプレートとして使用することができます。
簡易データやスキャンしたデータをトレスする場合などに使え、形状そのものは変換されないので記号を除去することで再度通常の形状として編集加工することができます。
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形状とブラウザ(記号無し) |
図面のドラッグ操作で選択される |
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形状とブラウザ(記号あり) |
図面のドラッグ操作で選択されない |
前号でも触れた立体化は線形状を任意の方向に掃引して立体とします。NURBSのカーブも同様に立体化ツールで立体化できます。
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線形状 |
立体化した形状 |
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NURBSカーブ |
立体化した形状 |
Shade3Dでは実際に形状を変更することなくブーリアン後の状態のみ表示する擬似ブーリアンとフローティングブーリアンの2つの機能が使えます。擬似ブーリアンはレンダリング結果に、フローティングブーリアンはリアルタイムでブール演算の結果を図面やレンダリング結果に反映させ、どちらも形状の編集や移動、組み合わせの変更を行えます。ブール演算の結果を確定した1つの形状を作成することもできます。
●擬似ブーリアン
ブラウザで形状名にブール演算記号を付加して使用します。
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形状名に付加できる記号一覧 |
ブーリアン記号無し |
差「*」 |
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和「¥」 |
積「$」 |
●フローティングブーリアン(Professional のみ)
ブラウザにフローティングブーリアンフォルダを作成し、その中に形状を格納して使用します。格納できる形状はNURBSとNURBSに変換できる形状に限られます。 |
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フローティングブーリアンパート一覧 |
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ブーリアンパート未使用 |
差パート |
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和パート |
積パート |
Shade3Dで扱う形状にはベジェ曲線(自由曲面)、NURBS、ポリゴンメッシュと数値のみで制御されるプリミティブ形状があり、それぞれ非可逆に対応している形状に変換することが可能です。(表1)
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閉じた線形状 |
開いた線形状 |
円 |
球 |
掃引体 |
回転体 |
ポリゴンメッシュ |
自由曲面 |
NURBS |
閉じた線形状 |
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○ |
○ |
- |
- |
- |
○ |
- |
- |
開いた線形状 |
○ |
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- |
- |
- |
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- |
- |
- |
円 |
- |
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- |
- |
- |
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球 |
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掃引体 |
○ |
○ |
○ |
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- |
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- |
回転体 |
○ |
○ |
○ |
- |
- |
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- |
- |
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ポリゴンメッシュ |
○ |
- |
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○ |
○ |
○ |
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○ |
○ |
自由曲面 |
- |
- |
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○ |
○ |
○ |
- |
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- |
NURBS |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
- |
○ |
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ソフト間連携に必要なファイルのインポート・エクスポートでは主だった3Dソフト、CADソフト、3Dプリンタ、またIllustratorなどグラフィックソフトとのやりとりが可能です。Ver.20では図面そのままCADなどの三面図形式で出力することが可能となりました。
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Shade3Dの図面 |
Illustrator 形式で三面図出力したもの |
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インポート可能なファイル形式 |
エクスポート可能なファイル形式 |
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