人間はどこに向かっているのか
認識できないものは存在しない
この世には音や熱、電気、気圧、風など目に見えないものがたくさんあります
細胞や細菌、ウイルスといった小さすぎて見えないものもあれば、宇宙の果てといった遠すぎて見えないものもあります
計測器のない時代、これらのものは無いものとされてきました見るための目がないからです
次第に計測器が発明され、見えないものが見えてきました
世界に隠れていたものがようやくあらわになったのだと思うかもしれませんが、そうではありません
世界には何も隠されていません
見えるところまでを世界と呼ぶのです
人類にとっては宇宙望遠鏡や計算によって明らかになるところまでが宇宙です
その向こうはわかりませんから、想像するしかありません
しかし想像にも限界がありますから、人の脳で想像できない領域はわからないままです
人類ではなく、人それぞれだともっとわかりやすいでしょう
人それぞれに認識の限界は違います
認識とは世界を分解することですが、分解の能力は人それぞれ異なります
光の分解能の高い人が見ている色を、普通の人は見ることができません
ですから、普通の人の宇宙に、その色は存在しないのです
認識できないものは、その人の宇宙に存在していません
ですから、一人ひとりが別々の宇宙に生きているのです
あなたの宇宙は完全ですが、あなたの宇宙にはないものがあります
それをあなたは見ることができません
認識は差異
認識とは世界を分けることですが、世界を分けるためには差異が必要です
世界がすべて赤色なら、赤を認識することはできません
白や青が存在し、その差があってはじめて赤を認識できるのです
視覚もそのように成立しています
視覚は完全な静止状態を認識できません
動物は眼球を微細に運動させることで差を能動的に作り出し、静止状態を認識しているのです
認識とは必ず差異の認識になるので、動物は定常状態を認識できないのです
差異とはなにか
我々は差異しか認識できませんから、宇宙とは我々によって観測された差異の集合体と言えます
差異とは単純に言えば、何かと何かの間のことです
間とはなにもないということでしょう
ですから宇宙には実体がないのです
コンピューターのデータは電位差です
そこにももちろん実体はありません
宇宙空間には光が光らない
つまり物質が無いと光は光ることができません
日本人は、日頃から間を読み取るといいますが、この間こそ差異の在処と言えるでしょう
音楽も、色彩も、味も、皆、差異によって感じとり、現れてきます
すべては差異にあり、我々はこの間に生かされているのです
DKFORUM 2020予定 〜デジタル掛軸×FORUM8タイアップ企画〜
5月※ |
谷川岳ロープウェイ「天空のクルージング」 (天神平スキー場) |
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2019年7月「能登半島最先端の灯かり」 |
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7月※ |
滝ケ原フェスティバルVol.6 (石川県小松市) |
7月※ |
菅生石部神社 旧大聖寺潘藩祭「天神講」 (石川県加賀市) |
8月※ |
能登ふるさと博「能登半島最先端の灯かり」 (石川県珠洲市) |
8月※ |
国立工芸館オープニング (石川県金沢市) |
11月※ |
世界遺産万田坑題周年 (熊本県荒尾市) |
12月※ |
16周年京都嵐山花灯路デジタル掛軸 (京都市) |
12月31日(木)
〜1月1日(金) |
第8周年東別院デジタル掛軸 (名古屋市) |
日程未定 |
東洋のナイアガラ「曽木の滝」 (鹿児島県伊佐氏)
※3月18日(水)〜22日(日)より開催延期 |
※日程調整中 |
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開催終了 |
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3月19日(木) |
国宝 高田本山 専修寺「高田本山×デジタル掛軸」 (三重県津市) |
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3月21日(土) |
神々が眠る日本最古の池「花の窟」 (三重県熊野市) |
3月22日(日) |
世界遺産熊野三山「青岸渡寺」 (三重県熊野市) |
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