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ちょっと教えたいお話  全地球測位システムGNSS

  • 今回は、全地球を測位対象とする「GNSS」の概要について、GNSSの情報化施工における活用の最新事情も併せて紹介します。

GNSSとは
GNSSとは人工衛星を使用して地上の現在位置を計測する「衛星測位システム」のうち、全地球を測位対象とすることができるシステムのことです。
全地球測位システムの代表的なシステムとしては、アメリカが運用しているGPSが有名ですが、GPS以外にも欧州のガリレオ、ロシアのグロナス、中国の北斗などの複数の測位システムが、民間でも利用できるようになってきています。日本においては、全地球測位システムではなく、GPSと連携して国内の測位精度を向上させる役割を持つ準天頂衛星システムを開発しています。

■図1 汎用測位・補強システムの現状※1

情報化施工の活用
GNSSとトータルステーションを組み合わせた高度な測位システムと情報通信技術(ICT)と電子化された施工図などのデータを活用することにより、測量などの計測作業の合理化、締固め管理、出来形管理の効率化などの面で活用されています。
国土地理院は、平成25年5月から全国の電子基準点で観測した準天頂衛星(日本)及びグロナス(ロシア)のデータを開始しました。従来はGPS(米国)のみでしたがこれらの衛星の利用により、都市部や山間部で測量できる場所が広がり、リアルタイム測量の安定性も向上しており、情報化施工で活用しやすい環境が整備されてきています。

測量に対応する機器
民間でも活用できるようになったため、受信機についても数多くの商品があります(表1)。
多周波数に対応して、メモリーカードなども接続できるので、電子データとして記憶して、データの利活用にも十分に配慮されています。そのため、測量を行うために便利な機器が多く出回っております。Bluetoothなど、無線技術にも対応しているため、パソコンとの接続性も高く様々な2次活用が考えられます。バッテリなども5時間使用可能と長時間の作業に耐えられるものが出回っております。

メーカー 機種名 Ch.数 対応システム 特徴
測位衛星技術 Delta-G3T 216 GPS、GLONASS データ更新レート100Hz、
バッテリ動作 5時間
TIアサヒ G3100-R1 136 GPS、GLONASS バッテリ2個搭載ホットスワップ対応、
Bluetooth対応
トプコン HiPerV 226 GPS、GLONASS、準天頂衛星、Galileo 音声ナビゲーション、Blutooth対応、
防塵防水
ソキア GSX2 226 GPS、GLONASS オールインワン、Bluetooth対応、
バッテリ15時間、免許不要
ニコン・トリンブル Trimble R10 440 GPS、GLONASS、Galileo、BeiDuo、SBAS 最新HD-GNSS処理エンジン、高精度
Hitz日立造船 NetSurv RE 220 GLONASS、Galileo、QZSS コンパクト、スマートフォン連携、
メモリ2GB、防塵防水
ライカジオシステム GS08plus 120 GPS、GLONASS、SBAS 初期化信頼性99.9%、
Bluetooth/Wi-Fi対応

モバイル機器の位置情報センサーの高精度化
従来GPSのみの対応であったものから、複数の測位システムが利用できるモバイル機器向け位置情報センサーが2013年から発売されるようになってきています。これにより位置情報の精度が高まってきています。

FORUM8製品での活用
弊社においてもGNSSを利用したコンテンツを検討してまいります。
点群サービスがより精度の高い情報を取得できます。よりリアルなVRをUC-win/Roadを用いて再現できます。
ナビゲーションシステムとして、UC-win/Roadを使用して精度の高い3次元でのリアルタイムの表現空間機能を作成します。
以上のように、今後も、順次GNSSを活用したコンテンツを追加して参りますが、あなた様がGNSSを活用したシステムを構築されることをお考えなら、是非当社をシステム実現に向けた開発企業としてご利用ください。


※1 第9回衛星測位と地理空間情報フォーラム 宇宙戦略本部 事務局講演資料より
   (http://www.eiseisokui.or.jp/ja/forum/01_09.php)
※2 機種の名称はメーカーの登録商標です。


  
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(Up&Coming '14 春の号掲載)
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