Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

 Multiframe 総合情報 Vol.38

Multiframeは、Ver.12から平板要素を用いた立体解析をサポートしています。
今回はMultiframe Advancedに備わっている、固有値解析機能をご紹介いたします。

 Multiframe 固有値解析機能

固有値解析
構造物の振動特性(固有周期、固有振動モードなど)を求める事です。設計を行う場合、特に耐震設計では共振の影響を踏まえて、振動特性を把握しておくことは非常に重要となります。

固有振動モード
固有値解析の結果、固有振動モードが求まります。固有振動数の小さい順(固有周期の大きい順)に1次、2次…n次振動モードと呼ばれます。図1のように、1自由度の最もシンプルな構造の場合、求まるモードは1つとなります。自由度が増えるに従って、求まるモード数も増えることになります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1. 1自由度モデル-1次モード

刺激係数、有効質量(有効質量比)
刺激係数は、各次の振動モードが全体の振動を刺激する割合、振動に影響する質量の割合(あるいは全質量に対する比)を示します。有効質量は、刺激係数の2乗で表されます。これらは例えば、地震時にどの振動モードが支配的となるかを判断する指標となります。

固有解析実行手順
データは標準で用意されているサンプルデータの中から「3Dtower.mfd」を使用し、簡単に設定例を示します。

  1. 「解析メニュー|モーダル解析」をクリックします。表示されたダイアログに沿って、必要な項目を入力します。解析手法として、「サブスペース法」と「ヤコビ法」を選択することができます。


    画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
      ■図2. 解析メニュー

    ※固有値解析計算か収束しにくい、あるいは、収束しない様な場合、切り替えると収束することがあります。そのまま、「OK」をクリックすると解析が実行されます。

  2. 結果の確認に移ります。計算が完了した後、「プロットウィンドウ」に切り替えます。「ケースメニュー|モード形状」にカーソルを合わせると固有振動モードを選択することができ、「変形」ツールボタンをクリックすると選んだモードの最大変形図が表示されます。また、「表示メニュー|アニメーション」をクリックし、「図面」ボタンを選択して「OK」をクリックすると、動画を見ることもできます。

    画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
    ■図3. ケースメニュー/モード変形図

  3. 固有値解析により求まった係数他に関しては、「結果ウィンドウ」 に切り替え、「固有値振動数」シートを選択すると確認できます。

     画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
    ■図4. 結果ウィンドウ|固有値振動数

    Multiframe Advancedでは、時刻歴応答解析機能があります。この中で、動的解析を行う場合、モード減衰をRayleigh減衰により考慮することが可能で、剛性マトリックスと質量マトリックスにかかる係数α・βを与えるために、固有値解析結果が必要となります。

    参考として、サンプルデータで求まった固有振動モードより、2次と3次モードを選択した場合の、Rayleigh減衰の「モード減衰定数-周波数」の関係を図5に示します。

     画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
    ■図5. モード減衰定数-周波数関係


 有償セミナー

Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。

 3次元構造解析セミナー  Webセミナー対応
●開催日 : 2015年4月8日(水)9:30〜16:30
●本会場 : 東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
 ※TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢 にて同時開催
●参加費: 1名様 \18,000 (税別)

開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)
■Multiframe Ver.17.01 日本語版  2014年 8月リリース


前ページ
  
インデックス
  
次ページ
(Up&Coming '15 春の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/26  ジュニア・プログラミング
1/6  ジュニア・ソフトウェア
1/15  建設DX/Web4.0入門
1/16  熱応力・ソリッド
  FEM解析

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション