はじめに
マイクロソフト社はWindows OSのサポートの期限を、Windows 7は2020年1月14日、Windows 8は2023年1月10日とすることを発表しており、期限後はセキュリティプログラムの更新などすべてのサポートを終了するとしています。
そのため、現在Windows 7、Windows 8を使用されているFORUM8のユーザー様の中にも、Windows 10への移行を検討されているかたがいらっしゃることと思われます。
そこで今回はFORUM8製品のOS対応状況をご説明します。
最新版のWindows 10への対応
現在販売している製品(最新版)はすべてWindows 10に対応しています。32bit版、64bit版のどちらでも動作します。
なお、現行のFORUM8製品の大半は32bitアプリケーションですので、64bitOS上では、OSが持つエミュレーション機能(WOW64)によりあくまでも32bitアプリケーションとして動作します。従って64bitOS上で使用してもOSの機能が十分に発揮されるわけではございません。
※「UC-win/Road」64bitOS対応版や64bitソルバーを備えた「FEMLEEG」は、64bitOS上で、より規模が大きいモデルを取り扱うことができます。
旧版の対応OS
Windows 10 ビルド版リリース時に動作確認した結果(2015年3月17日当時)を表にしてホームページに掲載しておりますので、古いバージョンについてはこちらが参考になります。
(FORUM8トップページ→サポート→Q&A→Windows関連・製品共通事項について→Q2-10.Windows10のPCで使用することはできるか)
たとえば「擁壁の設計・3D配筋」はVer.14にて正常に動作することを確認しております。従ってVer.14以降のバージョンはWindows 10で問題なく動作します。
ただし2016年4月にスタートしたサブスクリプションサービス対応の旧版はこれに当てはまりません。サブスクリプション対応版はすべてWindows
10に対応しています。「擁壁の設計・3D配筋」で言いますと、Ver.13.4.0はサブスクリプション対応版ですので、Windows 10対応ということになります。
※サブスクリプション対応版は2016年4月以降にリリースとなったバージョンで、サポート期限内のライセンスがあれば、ユーザー情報ページからダウンロードすることができます。
サブスクリプションにおけるライセンスの認証
現在販売している製品(最新版)はすべてWindows 10に対応して現行のサブスクリプション対応製品のライセンス認証はWindows 7/8/10 に対応しています。マイクロソフト社のサポート終了に合わせて、上記以外のOSのPCでライセンスを認証することはできません。 RUSツールVer.5を使用してのサブスクリプション移行も同様です。対応していないOSのPCで移行作業を行うと、エラーメッセージが表示され先に進むことができません。
画像のRUSツールで表示するエラーメッセージには "Windows Vista以降のOSを..." とあります。技術的理由により現行のサブスクリプションは、Windows Vistaにおいてもサブスクリプション移行、ライセンス認証ともに可能ですが、サポート対象外です。将来的には認証に使用する通信方式をより安全な方式へ変更することを予定しており、そのときにはWindows Vistaでも使用できなくなります。
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図1 RUSツールのエラー |
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なお、D-sub25ピンのハードウェアプロテクトキーを接続できるPCのOSがWindows XPのため、サブスクリプションに移行することができないというケースがございます。この場合は弊社が代わってサブスクリプション移行を行いますので、営業担当者にご相談ください。
※USB変換ケーブルやアダプタを介するとハードウェアプロテクトキーはPCで認識されません。RUSツールを使用するサブスクリプション移行では、接続しているハードウェアプロテクトキーがPCで認識されている必要があります。
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