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●鋼橋設計CAD「ASteelBox」 |
鋼橋設計プログラムシリーズの第一弾としてリリースする、「ASteelBOX」をご紹介します。 |
本プログラムは、韓国ソウル市に本社を置くHangil-IT社で開発され、韓国国内では2005年11月現在、約130社のユーザにより、2500橋以上の橋梁プロジェクトで使用された実績を持つ鋼橋設計製図システム「ARoad」をベースに、日本の道路橋示方書を中心とした各設計基準、解析手法、材料・図面等の仕様を適用して、箱桁橋に特化して製品化されたものです。
「ASteelBox」では、「ARoad」の持つ特徴を引き継ぎ、線形処理から解析・照査・図面・数量に至る一貫した作業を、イメージしやすい入力画面と、効率的な自動設定機能を利用しながら作業を進めることが出来ます。初心者にとっては入門用として、高度技術者にとっては概略設計から詳細設計まで幅広い設計分野で利用できる構成となっています。
また、最大の特徴として3次元でのビューア機能を持っています。部品一つまでモデルとして生成して構成された橋梁全体を3D空間上で表現し、自由な位置に視点を移動して細部を表示するなど、多彩なビューア機能を利用して細部に渡る構造を確認することが出来ます。
以下に、本プログラムの概要・機能・特徴について、画面Sampleを中心にご紹介いたします。
■開発元:(株)Hangil-IT:
http://www.aroad.co.kr/E-mail : info@aroad.co.kr
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●プログラムの操作フロー
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●機能・特徴
本プログラムの機能と特徴は以下の通りです。
■適用構造形式
・合成、非合成箱桁橋 ・ガイドライン型設計、及び、従来方式対応 ・斜橋、桁高変化、台形断面対応
■主な機能
・ダイヤフラム間隔自動設定機能 ・現場継手位置、断面変化位置の自動設定機能
・連続桁での縦リブ変化位置自動設定機能 ・解析結果のチェック機能 ・断面照査のチェック機能
・照査Checkリスト出力機能
■解析機能
・UC-1 任意形格子桁の計算 Ver5 との連動 ・入力データ、解析結果ファイルの連動
■様々な計算書出力機能
・設計計算書(Excel) ・設計図面(DXF) ・鋼材材料集計表・詳細出力(Excel)(積算用工数算定要素集計)
・塗装面積集計表・詳細出力(Excel)
■適用基準
・道路橋示方書・同解説(平成14年3月)(社団法人 日本道路協会)
・鋼道路橋設計便覧(昭和55年8月改定)(社団法人 日本道路協会)
・鋼道路橋の疲労設計指針(平成14年3月)(社団法人 日本道路協会)
・ガイドラインガイドライン型設計適用上の考え方と標準図集(改訂版)(平成15年3月)(社団法人
日本橋梁建設協会)
・鋼道路橋の疲労設計資料(平成15年10月)(社団法人 日本橋梁建設協会) 他
■動作環境
・CPU:PentiumV以上 ・必要メモリ:256MB以上 ・OS:Windows2000、XP以上 ・グラフィックボード:OpenGL対応グラフィックボード
・編集に必要な基本ソフト:計算書 :MicrosoftExcel
設計図面:UC-Draw、Auto-CAD等、DWG、DXFファイルを扱う汎用CAD
●入力・編集
単独ツール「ALine」を使用して、道路中心線の平面線形(直線・円・クロソイド)、縦断線形、横断勾配を設定し、A
Steel BOXの
道路中心線として利用します。道路中心線を基本に幅員構成、及び桁毎の断面形状を表形式で入力します。図形上の項目記号を
クリックするだけで表中の該当する欄にデータを入力できます。
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●断面力解析・断面照査
UC-1 任意形格子桁の計算 Ver5と連動し、格子解析を行います。「ASteelBOX」にて解析データ集計、荷重、断面剛度を用いて連動用入力データファイルを生成します。 解析後、断面力・たわみファイルを読み込んで、主桁断面、補剛材、現場継手、ダイヤフラム、疲労など一式の照査を行います。
断面力図、抵抗モーメントなどグラデーションイメージで確認できます。現場継手位置、断面構成を記述した断面構成図を作成します。
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●設計計算・数量計算書
設計条件や載荷荷重と言った入力条件を始めとして、主桁断面・現場継手・補剛材等の照査から横桁・ダイヤフラム等の設計計算書一式を、Excelファイルに出力します。
数量・塗装面積計算も同様にExcelファイルに出力します。
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●図面出力
設計されたデータを基に設計図面を自動生成します。生成される図面種類は以下です。
・鋼箱桁一般図 ・鋼箱桁詳細図
・現場継手詳細図 ・鋼箱桁断面図
・縦桁詳細図 ・横桁詳細図
・外側ブラケット図 ・外側縦桁図 ・細部詳細図
・断面構成図 ・橋梁支承配置図 ・そり図
・鋼材集計表 ・塗装集計表 ・スラブ一般図
・一般平面図 ・線形諸元図
全タイプの主桁断面、横桁、縦桁断面を描きます。現場継手詳細やスターラップの他、マンホール、排水といった細部の図形を作画します。その他、縮尺、レイヤ設定、部分図形移動機能などがあります。
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●3次元ビューア
形状データを基に、部材一つまで考慮した3Dモデルとして表現し、3D空間上で視点位置を自由に移動しながら、細部構造のチェックを行うことが出来ます。部品毎に色を区分して見易い表示設定が可能です。
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●開発予定
「ASteelBox」では、更に以下のような拡張を行っていきます。
■開断面箱桁、平面拡幅対応、テーパープレート、他
また、次の製品として、鋼I桁橋版「APlate」(単純・連続、合成、非合成)についても、日本仕様に対応した製品を開発して行きます。
■発表セミナー
本製品の発表セミナーを下記の日程で実施します。
製品デモンストレーションを中心に、概要・特徴をご紹介致します。
是非ともご参加をお待ちしております。
・2006年1月18日 東京
・2006年1月20日 名古屋
・2006年1月24日 大阪
・2006年1月26日 福岡 |
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フォーラムエイトでは、鋼橋設計プログラムシリーズとして、本シリーズ製品を強力にバックアップしていく方針です。 |