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●SEA JAPAN 2008への出展
4月9日から11日にかけて、東京ビッグサイトにて国内最大の国際海事展が開催され、弊社はMaxsurfの展示を行いました。SEA JAPANへの出展は今回が初めてでしたが、セミナーによる新機能紹介も行ない、多くの方々の御来場をいただきました。
●V13の新機能紹介
TriMeshによる簡易モデリング機能
TriMeshサーフェイスは三角形からなる線型サーフェイスで、NURBSではなくセクションデータのみがあるような船型の分析に使うことができます。その目的は、Maxsurfモジュールの、Hydromax、Hullspeed、Seakeeperといったアプリケーションを使った種々の解析を素早く行なうことです。Hydromaxでは排水量、復原性、タンク定義、といった分析を、Hullspeedでは船体抵抗、Seakeeperでは船体動揺の解析を行いますが、NURBSによる高精度のモデルを使う前の段階の試計算を行いたい場合にTriMeshを利用することが出来ます。
NURBSによる3Dモデリングは非常に高い精度を持つため、船型線図(ラインズプラン)の段階で、最終的な外板展開用の形状を決めることができ、下流処理に従ってフェアリングを繰り返すといった作業を省いています。MaxsurfはこのNURBSを100%使うことにより、船舶設計の合理化を実現しますが、基本設計の段階に行なわれる各種解析では、NURBSのそこまでの精度を必要としない場合もあり、その部分にTriMeshが利用されるのです。
三角形の集合体により曲面を近似するTriMeshは、与えられた点列に対して、短時間に近似形状を作ることができ、その精度は点列の数に依存します。Maxsurfでは、マーカー機能を使いTriMeshサーフェイスを作ります。マーカーの各点がTriMeshの各接点となるのです。
TriMeshを生成するためのマーカーは、いろいろなデータソースから持ってくることが考えられます。船型線図、オフセット表、レーザースキャンデータ等がこれにあたります。
Maxsurfには、以前より、与えられた点情報を元に、NURBSサーフェイスを自動的に生成するPrefitというオプション機能がありますが、この機能はNURBSを使うため、高精度なモデリングを可能とする代わりに、時間が掛かります。ですから、下流の作業まで見据えたモデリングではPrefitを、初期的分析を素早く行なうためにはTriMeshフィッティングを、といった使い分けを行なうことが可能なのです。
Maxsurf体験セミナー 詳細
●時間 13:30 〜 16:30 ●参加費 無料
2008年6月19日(木)、10月16日(木)
本会場:フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて
東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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開発元:Formation Design Systems:フォーメーション デザイン システムズ
■Maxsurf v13.0 日本語版 リリース予定日:未定
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(Up&Coming '08 新緑の号掲載) |
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