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Multiframeは次元骨組構造解析プログラムです。入力断面としてJIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。また、計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
Ver.12より、平板要素を用いた立体解析をサポートしています。
●Formation Design Systems Philip Christensen社長来社
去る5月19日(木)、Multiframeの開発元であるオーストラリアFormation Design
SystemsのPhilip Christensen社長が当社東京本社に来社されました。開発中のVer.14や今後の構想・開発予定について説明いただきましたので、報告いたします。
開発中のVer.14(英語:オリジナル版)は、今年の7月リリース予定をしています。パッチとプレート要素について改善を続けています。具体的には、押出しによるプレート要素が作成できるようになります(図1)。この機能により、ユーザは平面上に作成したモデルを容易に立体モデルに変換することができるようになります。これまでは、プレート要素同士を接合しようとしても節点数の不整合などで手間取ることがありましたが、今後はより直感的に、早くモデルを構築することが可能になります。
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■図1 押出し機能を用いたプレート要素の作成 |
また、開口部のモデル化についても専用のダイアログが追加されます。開口の形状や、平板上の位置を指定することで、開口を有するプレート要素を容易に作成することが可能になります。荷重の入力についても、浮力・静水圧・波圧などのジェネレータ機能が追加される予定です(図2)。
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■図2 荷重ジェネレータ設定画面 |
Ver.14リリース後の開発予定として以下をご紹介頂きました。
まず、マイクロソフトWordへのレポート出力の改善です。テンプレートファイルである「*.dot」ファイルに対してキーワードを埋め込むことが可能になります。また、他の作業中にバックグラウンドでデザインチェックを実行する機能を検討しています。デザインチェック中には、マシンを占有されていましたが、バックグラウンドで稼働することで、全体の仕事効率向上を図ります。その他に、解析機能の追加として、直交異方性の平板要素材料に対応する予定です。例えば、コンクリートなどの解析に使用することが想定されます。
Multiframeは22年間にわたり開発が続けられています。現在、保守契約を結んでいるのは747ユーザです。Modern
Steel Construction magazineによる「Hot Product Merit Award」を受賞するなど、外部からも高い評価を得ています。
ユーザサポートについては、「YouTube」を利用した動画による操作ガイドを公開しています(図3)。「formsys」で投稿していますので、ぜひご利用ください。 http://www.youtube.com/user/formsys
Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式になります。Multiframe、Section
Makerのプログラム概要から操作手順まで、すぐに実務に活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。
■TV会議システム
弊社の各拠点をつないだTV会議システムを利用して、セミナーを開催いたします。お近くの会場をご利用ください。
3次元構造解析セミナー
●日時 : 2011年 8月 11日(木) 9:30〜16:30
●参加費 \15,000 (1名様・税込\15,750)
●本会場 フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡・仙台にて同時開催 |
Multiframe 開発元:Formation Design Systems
■Multiframe Ver.13 日本語版 2011年4月リリース済み |
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(Up&Coming '11 盛夏の号) |
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