Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

 Multiframe 総合情報 Vol.20

Multiframeは3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面としてJIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。また、計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
Ver.12より、平板要素を用いた立体解析をサポートしています。


 サポートトピックス

  • Q1.
    Multiframeで平板要素とフレーム要素を組み合わせて解析を行う際に、平板要素とフレーム要素の境界に境界条件を与えることはできますか?

  • A1.
    Multiframeでは,平板要素とフレーム要素を組み合わせた場合、境界条件として「剛結合」か「ピン結合(要素座標軸まわり)」を設定することができます(図1)。
    ▲図1 パッチ座標軸

    1. 「フレーム」メニューより「パッチ解放」を選択します(図2)。

      ▲図2 パッチ解放

    2. 平板要素の座標軸に注意して,「Mx'解放」,「My'解放」,「Mz'解放」をそれぞれの「側部」に対して設定します。下図のケースでは,Mx'とMy'に対して解放/非解放の設定をしています。

    3. 境界条件を「剛結合」とした場合と「ピン結合」とした場合の結果を比較します(図3、4)。

       
      ▲図3 モーメント図 (剛)   ▲図4 モーメント図 (ピン) 


  • Q2.
    平板要素を支持する場合、節点で支持してよいのでしょうか?

  • A2.
    Multiframeの平板要素に対して支持条件を与える場合、辺に支持条件を与えることはできません。
    厳密には平板要素を構成する各節点に対して支持条件を設定することになります。
     このとき、ある程度メッシュを細かく設定しておかないと、図5・6のように精度が低い結果となります。ケースA・Bともに正方形の平板要素に対して鉛直下向きに10(kN/m2)の分布荷重を載荷しています。ケースAはメッシュの分割をせず、四隅の節点にピン支持点を設けています。ケースBは辺上を10分割するようメッシュ分割しています。さらに辺上の節点すべてにピン支持点を設けています。
     ケースAは極端な例ですが、FEMでは節点の結果がすべてであることを端的に示しています。節点が5つしかなく、その節点の変位量のみが解析により得られる結果です。平板上の他の地点では変位の結果を保持していません。このため、コンターは図5のように節点間は線形分布となります。これに対して、ケースBの結果は変位量の分布を的確に示しており、より精度の高い結果が得られています。
     FEMはあくまで近似値を算出するものです。メッシュをより細かくしていけば真値に近づきますが、一定の分割数以上では解の差が小さくなり、収束値が得られます。意図しない解析結果となった場合には、メッシュの分割数を再確認するなどしてください。
     
    ▲図5 変位図コンター(ケースA)   ▲図6 変位図コンター(ケースB) 


 有償セミナー

  • Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式になります。Multiframe、Section Makerのプログラム概要から操作手順まで、すぐに実務に活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。

TV会議システム
 弊社の各拠点をつないだTV会議システムを利用して、セミナーを開催いたします。お近くの会場をご利用ください。


3次元構造解析セミナー

 ●日時 : 2011年 5月 25日(水)、8月 11日(木) 9:30〜16:30
 ●参加費 \15,000 (1名様・税込\15,750)
 ●本会場 フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催

Multiframe 開発元:Formation Design Systems
■Multiframe Ver.13 日本語版 2011年4月リリース済み


     
前ページ    インデックス    次ページ
(Up&Coming '11 新緑の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
11/22  弾塑性地盤解析(2D/3D)
11/26  都市の地震防災
11/27  基礎の設計・3D配筋(部
  分係数法・H29道示対応)
11/28  大型土のう/補強
  土壁の設計体験

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション