|
|
Hydromax
ボンジャンカーブデータ
正立時ハイドロスタティックスの計算で、ボンジャンカーブが生成されるようになりました。ボンジャンカーブはステーション毎に喫水に対する断面積の変化として計算されます。ステーション位置とウォーターライン位置は、デザイングリッド定義に従います。計算結果はグラフウィンドウに表示され、グラフをダブルクリックすることで表データにアクセスできます(図1)。
|
■図1 グラフウインドウに描画されるボンジャンカーブ |
アセンブリーウィンドウからのタンク生成
バウンダリーサーフェイスタンクが、アセンブリーウィンドウ内で定義できるようになりました。これにより、バウンダリーサーフェイスの指定が非常に容易に行えるようになります。
アセンブリーウィンドウ内で、必要なサーフェイスを選択します。インターナルサーフェイス(箱アイコンで表示されている)のみ選択して下さい。このコマンドは、インターナルサーフェイスのみに適用されます。次に、右クリックで、“Create
Tanks from Surfaces”コマンドを選びます(図2)。すると、新たなタンクが生成され、プロパティウィンドウに表示されます。
|
■図2 アセンブリウインドウでのコマンド選択 |
タンクのサイズと位置は、選択されたサーフェイスの大きさ、位置にセットされます。必要なら、プロパティウィンドウやコンパートメント定義ウィンドウ内の数値を修正して、求めるサイズにして下さい。最後に、“Recalculate
Tanks and Compartments”を選んで、タンク形状の再計算を行ないます。
また、曲面を持つタンクや区画(たとえばバウスラスタートンネルなど)を定義したい場合、Maxsurfでモデリングし、そのサーフェイスに
InternalSurfaceの属性を持たせておくと、Hydromaxでのタンク/区画定義に使えます。プロパティーウインドウでインターナルサーフェイスを右クリックすることにより、タンク/区画のフォーミングが簡単に行えるようになりました(図3)。
|
■図3 タンク/区画のフォーミングが簡単に行えるようになった |
Workshop
新しいプレートメッシュテクニック
プレートメッシュがパラメトリック(NURB)空間もしくはデカルト空間に生成できるようになりました。今までのWorkshopでは、パラメトリック空間のみが扱われていました。パラメトリック空間では、素早い計算が可能である一方、不規則なパラメトリックサーフェイス上にあるプレートをうまく表現することが困難な場合がありました。問題が生じる最も一般的なケースは、フィーチャーラインのような不連続部があるような個所を含むプレートを展開する場合です。そのような場合、プレートメッシュが不規則になり、正確な展開が成されない場合があります。
図4上のような不規則なメッシュの場合、デカルト空間を使ったメッシュを生成すると、図4下のようになります。メッシュ生成テクニックの選択は、プレート属性ダイアログ(図5)で行なうことができます。
|
|
■図4 デカルト空間による不規則なメッシュ |
■図5 プレート属性に、
"Certesian"が追加された。 |
|
Maxsurfセミナー
●日時 : 2011年11月30日(水) 9:30〜16:30 ●参加費 : \15,000 (1名様・税込\15,750)
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡・仙台にて同時開催 |
|
|
(Up&Coming '11 晩秋の号掲載) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|