SIASはUKエジンバラを本拠地とするソフトウェア開発企業で、高度なマイクロシミュレーションによる交通計画ソフト、S-Paramicsを主要開発製品としています。S-Paramicsは大規模交通ネットワーク内の堅牢な経路制御による広範囲の高精度なモデリング機能を搭載しており、ITSシステムおよびUTCシステムとも連携します。さらに、ユーザ定義によるバスの運行スケジュールや、バス停での乗客の乗車・降車を含めた公共機関運行のモデリングも行えます。
フォーラムエイトとSIAS は2009年に技術パートナー契約を締結しています。当時よりフォーラムエイトでは、S-ParamicsとUC-win/Road
の連携インタフェース開発を行っており、現在はS-ParamicsデータをUC-win/Roadの3DVRで可視化するS-Paramicsプラグインを販売しています。この度、フォーラムエイトとSIASはビジネスパートナーシップ契約を締結し、両社が相互に製品を世界各地で販売することが実現しました。
S-Paramics Microsimulationはランドスケープおよびビル等の地理の表現ができますが、ソフトの主目的は交通計画・都市計画の解析、設計、調査、評価にあります。走行時間、混雑レベル、燃費消費量、二酸炭素排出量を出力して条件別に比較することも可能で、この出力機能は自治体やUKの道路局の合意形成を支援します。しかしながら、近年多くのステークホルダーから交通計画をよりリアルな3DVRで可視化したいというニーズが高まり、SIASはフォーラムエイトに、S-Paramicsのデータを3DVR
ソフトUC-win/Road へインポートするインターフェースの開発・提供を依頼しました。その成果がこの共同ビジネスパートナーシップ契約によって世界中に実ろうとしています。SIASは欧州、北米・南米、オセアニアでS-Paramicsの市場を拡大すると同時に、フォーラムエイトはアジアの市場へとS-Paramicsの市場を今後拡大していきます。また、SIASは主に、S-ParamicsユーザをターゲットとしてUC-win/RoadをUKへ販売します。
今後UC-win/Roadが欧州でさらに普及することが期待されています。
|
|
▲SIRADEL社による3D都市モデルの例(レンヌ/フランス) |
|
(Up&Coming '13 新年号掲載) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|