今回は、昭和61年以来、UC−1シリーズを皮切りに現在ではフ ォーラムエイトの製品シリーズの大半をご利用いただいている株式会社片平エンジニアリングをご紹介いたします。 |
株式会社片平エンジニアリングは、創設者の故片平信貴氏が日本道路公団理事を退任され、昭和45年に東京都港区に設立された総合建設コンサルタントです。現在では、日高成男社長のもと、162名の社員の方々が全国で活躍されています。事業内容は、調査、計画、設計、広報、管理など多岐に及び、特に道路計画・設計、構造物設計においては、博士2名、技術士29名を擁する高い技術力がこれらの業務を支えています。JH(日本道路公団)をはじめ、建設省、各自治体など広く設計業務を受注されていますが、海外の設計業務も多数受注されています。特に本年度は、カザフスタン共和国セミパラチンスク市のイルティッシュ川橋梁建設事業において、吊り橋設計業務を12.6億円で受注され国際的な事業協力も積極的に展開されています。
今回は、フォーラムエイト広島営業所近くの広島支店でお話をおうかがいしました。
広島支店では、平成5年の当社営業所開所以来、毎年ソフトウェアの導入を進めていただき、UC−1、UC−CADをはじめ50ライセンスに及ぶ多数のフォーラムエイト製品を活用されています。とりわけPS−CADシリーズは全製品を導入していただいておりPS−CAD図面集でもユーザー事例として全体一般図、構造図など作成図面をご紹介させていただきました。
また 本年に入って Mighty Bridge(鋼橋の自動設計製図)のシステム導入を決定されました。その直後に、本社でも同システムを導入していただいているように、業務に即応した設計システムの高度利用を強力に進められています。
▼伊勢湾岸道路景観等検討 日本道路公団・平成2年度 |
わが国初の日米両国建設コンサルタント共同企業体による、
名古屋港を横断する名港3大橋の景観検討CGを使用した橋梁の
景観航路の視認性への影響及び広報ビデオの作成を行われました。 |
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また、今回導入をご検討いただいたWCOMD(『RC構造の2次元動的非線形解析』)に関して杭基礎偏心橋脚のモデル化についてご質問をいただきました。東京大学の前川教授からのアドバイスも受け、「RC要素内の鉄筋ルーチンを借用する方法で杭や地盤バネをいかようにも等価表現できる」ことを提案することで、導入を決定していただきました。動的解析については「免震橋梁の動的解析も利用しているが、2次元でもよいのでFRAMEシリーズを拡張したような全体系動的解析プログラムを開発してほしい。」とのお話でした。現在市販されているプログラムでは、モデル化や入力が煩雑でかつコストもかかるというご意見です。フォーラムエイトでは、現在開発を進めている『UC−win/RC』とWCOMDとの連動を検討しており、これが実現すれば、さらに使いやすい統合的な設計ソフトをご提供できるものと思います。
昨年は、文京区小石川への本社移転、今年は、福岡支店開設などさらに業容を拡大されています。株式会社片平エンジニアリングの益々のご発展をお祈りいたします。また、お忙しい中、今回の取材にご協力いただきました技術課長の川村俊明様他皆様にお礼申し上げます。
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