シールドトンネルと周辺地盤の影響解析を行うことが目的です。検討断面はP1橋脚(下図の右側橋脚)で橋梁基礎の杭とシールドが近接しており、この状態でのシールドトンネル本体への影響を解析しました。シールドトンネルはフレーム要素でモデル化して、応答震度法でFEMモデルから断面力を算出後、その断面力を用いてRC計算を行い断面照査をしました。 
        
             
      ■図1 解析モデル 
      全4ステージ(段階)に分けて解析しました。このような施工段階に分けて解析をマルチステージ解析と称します。各段階は次の段階に応力および変位量を引き継ぎ、各施工の影響を考慮した解析を行うことができます。 
      
        
        
            
              | ステージ1 | 
              初期応力解析 | 
              既設橋梁と地山に対して初期応力解析を行う(シールド部分は未施工) | 
             
          
              ステージ2 
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              シールド掘進時 | 
              シールド断面の掘削(応力解放 0.1) | 
             
          
              | ステージ3 | 
              履工完了 | 
              セグメント履工が完了した状態(残りの解放 0.9) | 
             
            
              | ステージ4 | 
              応答震度法 | 
              FDELで計算した深さ方向の水平加速度を入力した応答震度法 | 
             
          
       
       
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