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VR-Cloud®    UC-win/Road







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 グランプリ
 「境港市水木しげるロード」
 境港市
境港市水木しげるロードではリニューアル計画が進む。設計案の合意形成とPRのためにVRを作成した。水木ロードの顔である153体のブロンズ像は複雑な形状であり、写真群から3Dモデルを生成した。9月に開かれた怪フォーラム2016では、VR鬼太郎が一反木綿に乗ってナビゲート。関係者や市民に具体像を披露した。
アニメーション「水木しげるロードリニューアル計画」を実行して下さい。 史上最大規模の水木しげるロードリニューアル計画の一連の流れを、ナレーションを交えて閲覧することができます。一反木綿に跨った鬼太郎と一緒に、150体のブロンズ像に会いに行きましょう。 JR境港駅前から始まり、一方通行化と共に拡幅したゆとりある安全な歩道、情緒溢れる昭和の面影が残る街並み、各妖怪ゾーン、水木しげる記念館までの道のり、と見どころ満載となっています。 そして、妖怪たちの活動期である夜の時間が訪れる頃には、影絵となって歩道や路面に現れ出すのも大きな魅力です。

 準グランプリ 優秀賞
 「後世に残す我が母校、伏見工業高校」
 京都市立伏見工業高等学校
今年度より、伏見工業高校と洛陽工業高校が合併し、京都工学院高校が開校しました。現在の伏見工業高校の地には定時制高校が新設される予定ですが、校舎の大半は取り壊されてしまいます。
そこで、私たちが現在学習している土木の知識や技術を生かして、現在の校舎を3Dデータとして後世に残していくことにしました。
母校を慕う学生達の熱い想いと、マルチコプターを利用して3DVRで再現するという画期的なアイデア、随所に見られる学生ならではの柔軟な発想と表現が、アニメーション「平成28年度」に現れています。 VR化を行うにあたった背景、問題点と打開策、校内の一巡紹介、VRの今後の活用など非常に分かりやすい流れとして構成されたデータとなっています。 また、各構造物や校内の景観も作り込まれたものになっていますが、UAVの特性を生かして建物の屋上や室外機までもが詳細に表現されている点は、工業高校ならではの意気込みが感じられます。

 審査員特別賞 未来開拓賞
  道路・舗装技術研究協会 理事長 稲垣 竜興 氏
 「ADAS機能体験シミュレーション」
 株式会社デンソー
ADAS(自動車の先進運転支援システム)をシステム未導入のユーザが体験するためのDS用VRデータ。衝突防止「プリクラッシュセーフティシステム」、先行車自動追尾「アダプティブ・クルーズ・コントロール」、走行車線逸脱防止「レーン・ディバーチャー・ワーニング」の各機能を専用機能、シナリオ機能を駆使して再現している。
ADAS(自動車の先進運転支援システム)をシナリオで体験することが可能です。PCS(衝突防止)、ACC(先行車自動追尾)、LDW(走行車線逸脱防止)、以上3つのシナリオが用意されており、最後には自身の運転風景をリプレイとして確認することができます。VRでありながら、視界に表示されるシステムウインドウや警告音によりリアリティが増します。また、ADAS_Movieのシナリオでは各システムを解説する動画を見ることができます。

 審査員特別賞 地域づくり賞
 NPO 地域づくり工房 代表  傘木 宏夫 氏
 「津波迅速避難教育システム」
 秋田県産業技術センター/秋田大学
海底地震発生に伴い津波来襲が危惧される地域において、どのように迅速避難すべきかを学習できる避難教育システム。
秋田市の津波浸水域の街並みをVR化し、津波がどのように遡上してくるのかを体験できるため、住民にとって親和性の高いシステムである。
今後、秋田県全域に展開し、津波防災に対する啓発活動に役立てる。
アニメーション「津波迅速避難教育用シミュレーション」を実行すると、このシステムの概要、将来の構想についての説明を見ることができます。津波解析結果を基にした浸水範囲を示し、危機意識を身近に感じられるよう、住民の方々が見慣れた道路沿いを再現しています。津波がどこから、どのような勢いで流れてくるのかを知ってもらい、近くに高台が無い場合の津波避難ビルへのルートをイメージし、住民等の迅速な避難行動、避難誘導に移行させる教育シミュレーションシステムとなります。この地域をきっかけに、秋田県全域に防災に役立てられる教育システムを目指しています。

 審査員特別賞 デザイン賞
  日本大学 理工学部 土木工学科 教授 関 文夫 氏(審査委員長)
 「オバマ記念館コンペでの作品表現」
 Arcbazar
建築デザインのクラウドソーシングサイトArcbazarで行われた、「仮想オバマ記念館コンペ」での、VR-Cloud®を利用した画期的な作品表現方法と意思決定プロセスの事例。
応募者は、図面、パースだけでなく、VR-Cloud®による表現を行った。デジタル審査員、一般投票の参加者はVR-Cloud®によって建築作品を体験し、Arcbazarの投票システムによる評価に役立てた。
ここでは、3者の建築家の作品に触れることができます。いずれの作品にもアニメーションが設定されていますので、実行するだけで仮想記念館の全貌へと導いてくれます。鳥瞰から始まり、次いで屋内のウォークスルー、地上目線からの外観が確認できます。時折、アニメーションの進行を止めてみて、細部まで見渡してみることで建築家達により込められた想いが発見できるのではないでしょうか。そういう眼で見ると、全てが見どころかもしれません。

 エッセンス賞
 「利用者からの視点に配慮したスキー場の施設計画」
 三井共同建設コンサルタント株式会社
新たなスキー場計画において、利用者(スキー・プレーヤー)の視点場移動に伴う景観変化等について配慮するため、VRを活用して効果的に検討した。特に、滑走中における内部景観の変化について、VRヘッドセット(Oculus)を用いて検証した。さらに、夜間における照明配置(ナイター・スキー、クリスマス・イベント時の照明等)について計画した。
「コンテスト用スクリプト」を実行することで、スキー場の魅力を十分に堪能することができます。朝日の昇る風景から始まり、日中の風景、リフトからの風景、滑降中の風景など、あらゆる視点での景観が楽しめます。VRの空間でありながら、白銀の世界の美しさ、スキーの魅力であるターンや浮遊感、夜間の幻想的なライティングなど、最初から最後まで見る者を飽きさせないデータとなっています。

 アイデア賞
 「歩行VRシミュレータを用いた化学工業地区内での避難訓練と実験」
 韓国国立災害管理研究所NDMI
化学物質の流出事故に備えた避難計画のためのVRデータ。広大な敷地データ内でヘッドマウントディスプレイを用いた歩行避難体験が可能。避難にかかる時間や誘導サインの認識のしやすさを調査することで、実際の避難計画を立てることを目的とする。工業地区の住民や労働者の避難訓練に活用するとともに、地震や火事の避難にも応用したいと考えている。
カメラ位置1番目で全景の確認ができます。避難先である3箇所のセーフティーゾーンがあり、アニメーション「Fire」を実行すると、化学工場の火災風景、住民や工場労働者が避難する様子がシミュレーション表示されます。救急車、消防車が駆け付ける場面も含まれているので、実際の避難計画がリアルに再現されます。

 ノミネート賞
 「大型総合交通中枢の交通集散シミュレーション」
 同済大学
中国西部シルクロードの通り道、蘭州大型鉄道設計での応用で、ドライビングシミュレータと連携しながら、実験を行っている。キーポイント(1)大型3D交通設備空間レイアウト配置の合理性(2)複雑な交通環境の下で、運転手反応効率性の再現。この業務は、大型なプロジェクトの推進を支えられる技術サポートを提供した。
保存されている景観視点を一巡すると、蘭州駅前、渋滞緩和の為の東西アンダーパス、交差点、検証にも用いられた道路案内標識を見ることができます。スクリプトでは地上路とアンダーパス双方の視点からこの巨大プロジェクトを紹介しており、駅前広場のデザインが一新されている様子も確認できます。

 ノミネート賞
 「張出し架設工法による橋梁架設シミュレーション」
 三井住友建設株式会社
橋桁の架設の流れを表現したシミュレーション。設計のCADデータから変換した3Dモデルに可動設定を追加し張出し架設工法で桁が架設される流れを施工機械の動きと共に表現している他、PC鋼材等の配置確認も可能なCIM対応のデータとなっている。完成形では周辺からの景観確認やドライバー視点での視認確認を行っている。
アニメーション「配筋施工」では、CIM対応した設計CAD・3D配筋からの連携として施工シミュレーションが表現されています。基礎杭、鉄筋カゴの建込み、コンクリートの打設、橋脚の施工など、高架橋下部の施工風景が間近で確認できます。またもう一つのアニメーション「施工_橋梁全体」では、4D施工シミュレーションとして、別途出力された3Dモデルに可動設定が追加され、ワーゲン(移動作業車)が張り出し施工を行います。 そうして完成した後には、橋梁上を走行して乗用車からの視点確認も可能なデータとなっています。

 ノミネート賞
 「社会インフラVR 〜CIMによる生産性向上〜」
 株式会社岩崎
札幌市街地における下水道工事でVRを活用。MMSで取得した点群と新設下水道モデル及び試掘調査結果から作成した既設埋設管モデルを統合し現地を再現した。施工計画や打合せ時に周辺施設を考慮した適切な重機配置計画の周知やライフライン事故防止に寄与した。さらにHMDを活用し、作業関係者に作業時の危険ポイントなどの安全教育を行なった。
社会インフラの老朽化に伴い、より効率的な維持管理が求められる中でVR技術や点群を活用したCIMによる生産性の向上は、施工プロセスにおいて非常に重要な手法である。
「アニメーション」を再生するだけで、下水道工事の一連の作業が確認できます。 点群処理されたVR空間の俯瞰から、工事個所、通行する運転者の目線、重機運転手の目線、 掘削作業者の目線、最後に地下布設管の状況確認が可能です。 中でも作りこみは地中の中で色濃く、排水管や給水管などのモデリングにも力を入れたデータとなっています。

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