Ver. |
日付 |
内 容 |
4.00.00 |
'09.03.09 |
1)限界状態設計法の最新基準へ対応 (Ver4ライセンス必須)
準拠基準に
・土木学会コンクリート標準示方書(2007年制定)
・鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年4月)
を追加しました。この2つのいずれかを選択した場合、せん断耐力の照査方法として以下の2つから選択できます。
(1) 設計せん断耐力Vyd、Vcdによる:従来の照査方法です。
(2) 設計せん断圧縮破壊耐力Vddによる:今回追加した照査方法で、せん断スパンaを用いた照査を行ないます。
2)鉄筋データの入力方法Type2の追加 (Ver4ライセンス必須)
全断面タイプ(二軸系の断面タイプを除く)に対して側面鉄筋(傾斜配置可)の入力を可能にしました。
3)M-φ計算用の面外方向オプションの追加 (Ver4ライセンス必須)
面外方向(鉛直軸回り)のM-φ曲線を計算するときのオプションを入力できるようにしました。
従来は面外のときも面内(水平軸回り)と同じオプションを使用していました。
4)無筋コンクリートの応力度計算 (Ver4ライセンス必須)
従来は鉄筋類がまったく入力されていない、あるいは全鉄筋量が0.0のときはデータチェックにより計算していませんでしたが、今回の版からは計算を行なうようにしました。
二軸系の断面タイプでも計算できるので、フーチングに2方向のモーメントと鉛直力が作用したときの地盤反力度の計算などにも利用できます。
5)PC鋼材の考慮
限界状態設計法による照査でPC鋼材を考慮できるようにしました。
6)PC鋼材の配置角度θの考慮
設計断面力の入力画面にPC鋼材の主方向の配置角度(曲げ上げなどに伴う)を考慮できるように「平均sinθ」を入力できるようにしました。合わせて、オプション「曲げ軸力照査時のプレストレスにcosθを考慮する」を追加しました。
7)使用材料の指定オプションを追加
材料データの入力画面にオプションを追加し、PC鋼材などを使用するどうかを指定できるようにしました。使用しない材料は鉄筋データに入力しても計算に使用されません。
8)製品の二重起動
従来は製品を1つしか起動できませんでしたが、今回の版から複数起動が可能です。製品を2つ立ち上げて結果を比較するなど、使い方の幅が広がりました。
9)キー操作の改善
(1) プロジェクト名を入力した後でEnterキーを押すとそのフォームが閉じて次の操作へ移れます(従来は「確定」ボタンを押した)。
(2) 描画図形の拡大・縮小のためのズームボタンを付けました(従来は鉄筋データを表示しているときだけこの機能があった)。
(3) 以下のキー割り付けを行ないました。
・メイン画面の再描画ボタン→F5キー。再描画ボタンに(F5)と表示。
・メイン画面のズームリセット→F6キー。ズームのパネルにヒントを表示している。
・計算の3つのダイアログで、
・メイン画面からショートカットキーで開けるようにした。
・ESCキーで閉じるようにした。
・PageUp、PageDownキーで前後のモデルに移動できるようにした。ボタンにヒントを出している。
・各種ダイアログで、リターンキーやエスケープキーを設定。
・ファイル読み込み
・ファイル書き込み
・電子納品禁止文字列のチェック
・エラーメッセージ
など・・・
(4) メイン画面では、メニューの「編集」の部分をポップアップメニューにも追加して、データツリーに割り付けました。
(5) メニューバーの「入力」にある一覧入力の画面ではダイアログのサイズを任意に変更できるようになりました。 |
4.00.00
↓
4.00.01 |
'09.04.01 |
■出力
コンクリート標準示方書2007年版で終局限界状態の検討のテキスト出力した場合に、「作用軸力と軸方向耐力を一致させた場合の曲げ耐力の参考出力」の値が全て0.00になる不具合がありましたので、修正しました。(本件はVer4.00.00のみに該当)
■インストーラ
Ver4.00.00をインストールすると、以前にインストールしていたVer3.06.00〜3.06.02がアンインストールされていましたので、なにもしない(アンインストールしない)ようにしました。
■ファイル
・「rc4」で保存したファイルをダブルクリックすると起動できない不具合がありましたので、対策ました。保存するディレクトリ名やファイル名にスペースがあるときに起動できませんでした。(本件はVer4.00.00のみに該当)
・「*.rcd」ファイル保存時の準拠基準
「UC-win/Section」で読み込めるファイルに保存する場合には、拡張子を「*.rcd」にして保存していただきますが、限界状態設計法の準拠基準がVer.4で追加した新しい基準値が選択されている場合には、エラーメッセージを表示し、お客様に変更していただくようにしました。新しい基準のまま保存すると、「UC-win/Section」で読み込むことができません。(本件はVer4.00.00のみに該当)
・「*.rcd」ファイル保存時の鉄筋データ
Type2で鉄筋が入力されている場合に、画面でType2→Type1と切り替えた時と同じ変換処理を行って保存するようにしました。(本件はVer4.00.00のみに該当)
・Ver1.0以前の拡張子*.rck *.rcf *.arcfのファイルが読み込めなかったので対策しました。(本件はVer4.00.00のみに該当)
■描画
・メイン画面
「表示項目設定|メインフォームの表示方法」が「図形表示」になっているときに、TYPE-2の鉄筋が描画されていなかったので対応しました。(本件はVer4.00.00のみに該当)
・メイン画面
メイン画面では、必ず、鉄筋、寸法線、図心軸を描画するようにしていましたが、描画設定で設定したとおりに描くように変更しました。
・鉄筋の描画(Type2の場合)のスイッチ
断面諸量確認画面、照査結果(許容)画面で、必ず「○印で描画する」ようになっていましたので、設定を見て描画するようにしました。(本件はVer4.00.00のみに該当)
・TYPE-2の鉄筋の描画
TYPE-2の鉄筋を用いていて鉄筋本数が多い時(380本近く)、断面形状の描画でエラーが発生していましたので描画方法を見直し、もっとたくさんの本数を描けるようにしました。もし描画できる上限に達したときはワーニングメッセージを出し、上限本数のところまでを描画するようにしています。なお、計算結果には影響ありませんでした。(本件はVer4.00.00のみに該当) |
4.00.01
↓
4.00.02 |
'09.05.01 |
■要望対応
●入力
・材料
コンクリートの設計基準強度の入力を少数第2位まで入力可能にしました。
この入力は以下に影響がありますので、注記を追加しました。
・コンクリートの応力ひずみ曲線
・炭素繊維シートを巻きたてたコンクリートの応力ひずみ曲線
■不具合対応
●プロテクト
・64ビットのマシンにインストールすると、プロテクトチェック時に、ローカルキーを認識しない不具合があり対策しました。
●入力
・断面寸法一覧入力
コピー&ペースト出来なかったので、出来るように対応しました。
●計算
・換算断面諸量
「許容応力度法|M-φ関係|Mc算出時断面諸量の取扱」を「A=Ac+As・(n-1)」とした場合に、換算断面諸量のIz,yu,ylが間違っている場合があり修正しました。鉄筋と、鉄筋と異なるヤング係数の鋼板が混在する場合に、鉄筋図心算出時に(n-1)でなく(n)になっていました。
●出力
・せん断耐力
限界状態設計法の準拠基準がコンクリート標準示方書(2007年)、鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年4月)で、せん断耐力照査方法のオプションが「設計せん断圧縮破壊耐力Vddによる」の場合に、表示されているfddとは違う値を用いてVddを算出するというトラブルがあり修正しました。表示しているfddの値は正しい値でした。(本件はVer4.00.00〜4.00.01のみに該当)
・PPF出力形式
出力タイプの「PPF出力形式」にチェックがある場合に出力結果の式や「=」の位置にずれが発生する不具合がありましたので修正しました。(本件はVer4.00.00〜4.00.01のみに該当)
●描画
・照査結果(許容)の曲げ照査における中立軸の位置が図心軸位置になる不具合がありましたので修正しました。計算に使用している中立軸X(m)の値は問題ありません。(本件はVer4.00.01のみに該当) |
4.00.02
↓
4.00.03 |
'09.07.01 |
■要望対応
●入力
・限界状態設計法の基本定数
準拠基準を変更すると、準拠基準に応じた部材係数をセットするようにしました。(確認画面あり)
・限界状態設計法の部材係数
部材係数を初期化するボタンを追加しました。(確認画面あり)
■スペック変更
●計算
・終局限界状態-ねじり耐力(コンクリート標準示方書2007)
コンクリート標準示方書2007年は、設計ねじり耐力照査式(ねじりと曲げ、ねじりとせん断が同時に作用するとき)が変更になっていましたので、対応しました。Ver4.00.00〜4.00.02まではコンクリート標準示方書2002年と同じ照査式を使用していました。
■不具合対応
●計算
・終局限界状態-ねじり耐力(鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年))
鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年)は、鉄道構造物等設計標準・同解説(平成11年)と同じ照査式ですが、Ver4.00.00〜4.00.02までは誤ってコンクリート標準示方書2002と同じの照査式を使用していましたので、修正しました。
●出力
・テキスト出力-ひび割れ幅
コンクリート標準示方書2007年または、鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年)の場合、出力される算出式がコンクリート標準示方書(H8)の算出式になっていましたので修正しました。
・テキスト出力-鉄筋の設計疲労強度
鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年)の場合、出力される算出式がコンクリート標準示方書の算出式になっていましたので修正しました。
・テキスト出力-終局限界状態-ねじり耐力
コンクリート標準示方書2007年または、鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年)の場合、出力される算出式の番号(式6.4.4など)が選択した準拠基準に対応していませんでしたので修正しました。
・終局限界状態結果一覧表
「γi・Mtd/Mtud」と表示していますが、実際には(6.4.4)や(6.4.5)のねじりモーメントと曲げモーメントやせん断が同時に作用した時の値の大きい方を表示していましたので、「γi・Mtd/Mtud式(6.4.4)or(6.4.5)」に修正しました。また、安全性の比較で0.5と比較していましたので1.0に修正しました。 |
4.00.03
↓
4.01.00 |
'09.07.10 |
■要望対応
●出力
・限界状態設計法の出力
これまでは新基準の場合でも従来の表現(終局限界、使用限界、疲労限界)でしか出力できませんでしたが、基準の表現(安全性の照査、耐久性の照査など)に合わせた出力もできるようにしました。オプションは以下の3箇所あり、それぞれはリンクしていません。
・照査結果(限界):[表示項目設定]-[限界状態設計法]の「出力タイトルの表現」
・PPF出力限界:PPF出力限界の設定画面の「出力タイトルの表現」
・テキスト出力(限界状態設計法):テキスト出力の設定画面の「出力タイトルの表現」
■不具合対応
●出力
・テキスト出力-曲げひび割れ
コンクリート標準示方書2007年または、鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年)の場合、出力されるコンクリートの曲げ強度の制限値の算出式が古い式になっていましたので修正しました。 |
4.01.00
↓
4.01.01 |
'09.07.15 |
■要望対応
●出力
・限界状態設計法の入力データの印字出力
テキスト出力について、Ver4.01.00で追加した新基準の場合の場合に従来の表現(終局限界、使用限界、疲労限界)または、基準の表現(安全性の照査、耐久性の照査など)を選択できるオプションが効いていませんでしたので対策しました。
■不具合対応
●出力
・限界状態設計法の出力(テキスト出力、照査結果)
基準の表現(安全性の照査、耐久性の照査など)に合わせた出力の一部で、誤記がありましたので修正しました。 |
4.01.01
↓
4.01.02 |
'09.09.03 |
■要望対応
●出力
・[表示項目の設定]-[描画設定]-[断面図]に「鉄筋の描画倍率(Type2)」のオプションを追加し、鉄筋描画倍率を設定できるようにしました。これまでは、鉄筋入力Type2で鉄筋表示を○印(ポチ筋)にした場合、鉄筋を原寸で描画するために鉄筋径が小さい場合に見づらいことがありました。
■不具合対応
●出力
・PPF出力(許容)で横ケース数を2以上にした場合、横並びのケース数の合計鉄筋量が各ケースの合計Asとして表示される不具合がありましのたので、修正しました。
●ヘルプ
・[計算理論及び照査方法]-[計算式及び算出の考え方]-[せん断補強鉄筋量]の部材軸方向の鉄筋量Asreqの算出式に表記ミスがありましたので、修正しまし |
4.01.02
↓
4.01.03 |
'09.09.28 |
■主な修正内容
・鉄道構造物等設計標準(H16.4)で、「5.3.2.3 鋼材の疲労強度」の計算処理に関して、繰返し回数200万回以下、または、200万回超えの各係数(αrおよびk)について200万回以下の処理のみとなっていましたので、正しく修正しました。
■ヘルプの修正
・概要−バージョン及び改良点−Ver4.01.XX の履歴
・計算理論及び照査方法−計算式及び算出の考え方−曲げ疲労(鉄道構造物 |
4.01.03
↓
4.01.04 |
'10.05.31 |
■主な改訂内容
(1)許容応力度法で、「2007年制定コンクリート標準示方書設計編」P.39、「鉄道構造物設計標準H16.4」P.77
に示されているコンクリートの応力−ひずみ曲線を用いて、終局モーメント、初降伏モーメントを算出できるようにしました。
(2)Windows7 に対応しました。
■主な修正内容
(1)ヘルプQ&AのA2-54「■有効高さの算出」で、矩形換算後の正方形一辺の長さbはb={π・(0.15^2)/4}^1/2=1.3293mの「0.15」は誤りであり、正しくは「1.50」に正しました。
■ヘルプの修正
・概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.01.XX の履歴
・ヘルプQ&AのA2-54の一部記載を修正 |
4.01.04
↓
4.01.05 |
'11.08.03 |
■主な改訂内容
(1)曲げ疲労限界照査の永久荷重時に、プレストレスを考慮できるオプションを設けました。
■主な修正内容
(1)使用限界の計算を行わない場合に、疲労限界時の断面有効高さdが0となり、せん断補強鉄筋の疲労強度が計算できない不具合を修正しました。
■ヘルプの修正
・概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.01.XX の履歴 |
4.01.05
↓
4.01.06 |
'11.09.02 |
■主な改訂内容
(1)終局限界状態の構造物係数γiの初期値を「1.00」へ変更しました。
■主な修正内容
(1)限界状態設計時のせん断耐力照査におけるβnの算出に用いられるMudの値に、部材係数γbが、2007年度コンク
リート示方書においても入力値が使われていましたが、2007年度コンクリート示方書を選択時は「1.0」へ修正しました。
(2)終局限界状態のせん断耐力照査時のβnの計算に用いられるM0に有効プレストレスσpeから内部発生する軸力が考慮さ
れていなかったのを修正しました。あわせて、出力部も修正しました。
■ヘルプの修正
・概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.01.XX の履歴 |
4.01.06
↓
4.01.07 |
'11.09.15 |
■主な修正内容
(1)限界状態設計時のppf出力時にが、不正な結果を印字している不具合を修正致しました。
(2)許容応力度の計算結果用テキスト出力に、ひずみの単位として不正な文字列が出力されるのを修正致しました。
■ヘルプの修正
・概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.01.XX の履歴 |
4.01.07
↓
4.02.00 |
'16.05.17 |
■主な改定内容
(1)サブスクリプションに対応しました。
■ヘルプの修正
・ヘルプ−概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.2.Xの履歴
・ヘルプ−概要−著作権−プログラム使用許諾 |
4.02.00
↓
4.02.01 |
'16.05.31 |
■主な改定内容
(1)プロテクトを更新しました。
■ヘルプの修正
・ヘルプ−概要−バージョン情報及び改良点−Ver4.2.Xの履歴 |